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子どもの心の不安に寄り添う

こぼれおちる個性を次世代のエースへ育む!一般社団法人あいもにー本部長の谷本です。

■あのときの記憶

最近ふと、次女が5歳で幼稚園生だったときの出来事を思い出します。それは、東日本大震災のときのことです。
その頃、わたしは今のわたしへと繋がる、活動の第一歩を踏み出していました。誰もが自分らしく輝き、活躍できる場を創りたい!と、仲間4人で団体を設立し、2011年3月11日はその設立記念パーティ当日でした。

夜が遅くなりそうだったのと、自宅から少し離れた幼稚園に車で送迎していたためわたしが送迎をするのが難しいということで、その日は幼稚園をお休みにして、母にお願いをして、次女は母と自宅でお留守番。長女は小学校へ。

とても眺めの良いビルの高層階で、パーティの準備をしていたとき、あの地震が起きました。電車は線路の途中で止まり、お台場からは煙が上がり、道ゆく人は落下物に驚き、向かいのビルの鏡面ガラスが見たこともない状態で波打っていました。

わたしはすぐに母の携帯へ電話をしました。運良く繋がり、お互いの安否を確認することもできたので、外の様子を見つつ、帰宅できるかどうかを伺いながら、夕方になって仲間とそれぞれ車に乗り合わせてビルを出ました。帰宅できたのは、夜中の12時を過ぎ、都内を6時間以上かけて移動した記憶があります。

自宅では、食器棚から食器が飛び出して何枚か割れてしまったそうで、次女はそれはそれは怖がっていたそうです。次の日に起きてわたしを見た途端、もう傍から離れなくなってしまいました。トイレにいくときもついてきます。

1日に何度ぎゅっと抱きしめたことか…

■未来へ続く大切な決断

しばらくして、幼稚園が再開されましたが、わたしは1つの決断をしました。
それは、この出来事を次女のトラウマにしない行動を選択すること!
次女が、自然とわたしの傍から離れていくまで待とうということです。


そこで、幼稚園の園長に電話をして、次女の様子やわたしの選択を話しました。
その幼稚園の園長先生とは、入園をする時点で、次女の個性の話を含めて、心理学的な子育て談義ができるようなコミュニケーションをとっていたため、「大人だってこんな未曾有な出来事に困惑し、不安を抱えているんだもの。感じていることを言葉にするもの難しい幼稚園児の繊細な心はどれだけ不安か…」と、この選択に共感し尊重してくれました。

それから2ヶ月くらいでしょうか…。次女は幼稚園にはいかずに、わたしと共に毎日を過ごしました。1日に何度もぎゅっと抱きしめ、一緒にホットケーキを焼いたり、お風呂に入ったりして共に布団に入る。幸いにも、震災間もない時期、我が家は計画停電もなく過ごせていたので、本当にありがたかったです。

そんな毎日を過ごしていくうちに、家の中で次女がわたしから離れている時間が増えていきました。そして、振り返ってわたしが見えなくても探さなくなってきました。

そうやって、時間をかけて次女は震災の前の生活リズムに適応していけるようになりました。

■すべての人に備えたいもの

この期間、わたしは「セキュアベース」という言葉を心に留めていました。これは心理学用語なのですが、「心の安全地帯」というような意味です。

人は、心の中に安全地帯を持つことができると、気持ちを内側ではなく外側に向かわせていくことができます。

どういうことかというと、小さい子が、初めて行った公園で、遊具に目を奪われ一目散にかけていくことができるのは「振り返ればお母さんがいてくれる!」という安心感がベースにあるから。

「大丈夫よ!見ていてあげるからね!」という、母からの一種の愛のオーラを、子どもは感じ取っているのでしょう。

逆に、お母さんがいつも上の空で、自分を見ていてくれているか心配な場合、心の内側に安全地帯を築けず、知らない世界や興味関心のある外側の世界へのチャレンジを子どもはできない…ということです。

だから、見えないけれど、心の中にセキュアベースがあるかないか?ということは、子どもの成長に物凄く影響してくるということです。

ちなみに、大人の場合は、自己信頼がセキュアベースとして機能します。
だから、たくさんの経験が大切なのですね!

今、まさに、今まで経験したことのないコロナ禍にあります。学校は再開されましたが、どこか窮屈で、今までのようにはいきません。

今年、小学校に入学した1年生などは、マスク越しのお友達との距離感にストレスを感じている子も多いと思います。仲良くなるのに、表情を知ることって大きな情報源ですものね。
それができないというのは、うまく距離感が掴めず、どこかギクシャクしてしまうことでしょう。

これは、小さい子だけにとどまらず、中学生でも高校生でも、我が家にいる就活生でも、その年齢、状況に応じて誰もが体験したことのない生活様式に不安があると思います。

だからこそ、大人が子どもたちのセキュアベースで在り続ける意識が大切だと感じます。

大人は、子どもに比べて経験から予測することができ、対応策までも生みだすことのできる経験値があります。

そんな自己信頼を大人がしっかりと持ち、不安に支配されない在り方で過ごす姿を、子どもたちのセキュアベース作りの一端として、みせていくことができたらいいな〜と思います。

とはいえ、大人も万能ではないし全智全能でもない…ですよね(汗)
だからこそ「大人の不安は、大人同士で話すことで軽くなる!」という経験値を活かして、一般社団法人あいもにーでは、各支部にて定期的に交流会やお話会を開催しています。

ぜひ、大人同士で体験や経験をシェアし合いながら、子どもたちの未来をサポートしていきませんか??

詳しくは⬇︎下記より










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