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炭アイロン

昨日、今日とのんびり出来ました。昨日食べ過ぎたので、今日はちょっとだけ我慢の日です。

上の写真、戦後の電気が安定していない時代まで義祖父が使っていた炭アイロンです。と聞いて、しみじみ眺めると、時を越えて、まだ生まれてもいない時代に思いを馳せ、心が揺さぶられる感覚があります。

見えないものを心で感じとっていると言うか。

とても大切にしている感覚で、お店作りや料理に生かされてくると信じています。
僕が新しいものよりも古いものが好きなのも、こう言った感覚からくるものかもしれません。
そして、もう少し若い頃には無かった感覚だと思います。

老化ですかね。
風情とかそう言った言葉でも表現出来そうですが。

何とかヒルズのような新しい街並みよりも、京都の古い街並みが好きだったり、落語や歌舞伎も好きです。

中学生の時、修学旅行で京都に行っても何にも思わなかったのに。

そう言えば、5月も歌舞伎を予約していたけど、中止になったんだっけ。

僕は料理人ですが、作る料理もだんだん変わってくるんですよね。
古典的で滋味深い料理が好きになってきます。
まあ、ちょこちょこ遊びますけど。

そして、ある人にとっては、ガラクタとも言えるものを大切に保管してきた義父が凄いなあと思います。
僕も断捨離ブームで捨てないように気をつけます。

たかだか何十年でも凄いと思うんだから、ピラミッドみたいに、果てしない時を越えて残ってるものって、奇跡を見てるようなもんですよね。

それにしても、この炭アイロンは、ダンベルのように重いです。
これでアイロンかけたら、マッチョになれます。
お店に飾ってありますので、機会があればぜひ足の上に落とさないように持ち上げてみてください。

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