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これを書いている時に、中島みゆきさんの『糸』という歌を無意識に口ずさんでいたので、タイトルを『糸』にしました。
そんな内容です。


10年以上前から、妻が漆塗りを習っていて、写真は、その妻が漆を塗ったお椀です。木地は飛騨高山に住む友人、のんちゃんがひいてくれました。
ちなみに、毎度になりますが、妻は『出来る嫁』と呼ばれています。

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同じ漆を使って器を修復する金継ぎも10年以上前から習っていて、
下の写真は、僕が壊してしまった器を『出来る嫁』が金継ぎをしてくれました。
金継ぎは漆を使って割れたものを接着し金などで装飾します。

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月数回の習い事でも、10数年続けるとこれくらいは出来ると言うのは、まさに「継続は力なり」ですね。

最近、金継ぎをする人が増えてきているようなのですが、10年以上前の20代後半だった頃からやっていると言うのは、中々の世界観の持ち主な気がします。

僕のお店のお椀や箸、皿、古い椀などを漆で塗り直したり、割れた器に金継ぎをしてくれたりしています。
もともとは大切にしていた器を割ってしまい、金継ぎを習い始め、その内に漆塗りにも興味を持ちはじめたそうです。

まだこの頃、僕達は出会ってもいなかったので、10数年経って自分の趣味が夫の店で活かされることになるとは、この時は思ってもみなかったんでしょう。
最初に漆塗りを習っていると聞いた時には、随分渋い趣味を持ってるなと思ったものでした。

そう考えると、僕達の出会いは中々ドラマチックな展開じゃあないですか。

そんな訳で、のろけ話『糸』にお付き合い頂きありがとうございました。


中島みゆきさんの『糸』

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

2人の糸が織りなす布で、沢山の人たちを暖められるような、そんな店になれたら良いなと思います。

出来る嫁が作ったお椀の話↓

こちらもぜひ↓


#漆塗り #金継ぎ #木地




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