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乗車中、どこを見ればいいかわからない

最近の悩みは、電車に乗っているとき、どんな顔をしてどこに目線をやればいいかわからないことだ。


私は、極力スマホは見ずにぼーっとしていたい派なのだけど、あまりきょろきょろしていると不審に思われそうだから、ずっと窓の外に首を向けて固まっている。すると案の定、首が凝る。近年はスマホを見ている人がほとんどで、顔を上げている人の方が珍しい。では、顔を上げている人たちはみんなどこを見ているのだろう。

空いているときは向かいの窓から景色を眺めたり、自分とは一生縁がないであろう広告を見たりできるけど、正面に人がいると、人越しの窓は相手に視線を感じさせてしまうから遠慮してしまう。とはいえ足元を見ているとそれはそれで怪しい(と思われている気がする)。

そこそこ人がいると視界に入るのは人の顔だったり服だったり。景色なんて目に入ってこない。人と人との隙間から人の顔が見えたりするし、そこで目が合ったりなんかすると妙に気まずいので、仕方なくスマホをいじることもしばしば。でも何も見たいものがないので、アプリが並ぶホーム画面を数秒見つめるだけの謎の時間が、ほぼ毎回ある。

スマホを見ているとだんだん腕が下がってきて、つられて目線も首も下を向いてくる。何度姿勢を直しても無意識に下がってきてしまう。こうしてまた、案の定、首が凝る。


どこを見ていても何をしていても首が凝る。電車に乗ると首が凝るのだ。困る。非常に辛い。どうにか解決策を見出したい。他人から見れば本当にどうでもいい悩みだと思うが、私は割と悩んでいる。


まあ、怪しいと思われているかもしれないという自意識とか、そもそも「どこを見ればいいんだ」という気持ちを無くして、何も考えずにぼーっと乗っていればいいだけの話だとは思う。簡単なことだと思う。


明日から要らない意識を無くして電車に乗れるだろうか。また心臓をドキドキさせながら降車駅までの時間を過ごすことになるのだろうか。

その答えは、明日。


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