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【読書記録】小説同人誌をつくろう!

(えみる)こんばんえみえみ。最近ね、思うところあって紙の本を読むことが多いのだよ。
(山田)え。電子書籍じゃないんですか。あんなに『収納スペースが無限』『即読める』『いつでも読める』みたいなことを言っていたじゃないですか。
(えみる)とはいえ、静かな部屋でひとりで紙の本と向き合うという行為。これが好きなわけよ。5年くらい背伸びをしてしまっていたけどね。やっぱり紙の本。

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というわけで、今回読み返したのはこの本、『小説同人誌をつくろう!』です。

大須に住んでいたときに買ったはずから、もう何年前だろう……? 書店で見かけてビビッときて買って、即購入。Twitterで紹介をしたら、その次のコミケで作者の方がご挨拶に来てみえたのをおぼえているよ。

重要なのは『同人誌をつくろう!』ではなく、『小説同人誌をつくろう!』であること。アマチュアで小説を書いている人はよくわかると思うけれど、オリジナル小説って、全ッ然読まれない。そりゃそうだ。漫画とちがって、ひと目見てわからない(だから、ひと目見てわかるようにテンプレだったりタイトルが長くなるのだけど、それはまた別の話)

まえがきでも書かれてる。

◯書きたいものをウェブ小説で書いても、全然評価されない。
◯読んでもらえている実感がない。
◯いつも一人で黙々と書いているだけで寂しい、充実感がない。

そして、

小説同人誌は売れない、難しいものであることを承知の上で、わたしは小説同人誌を勧めたい。

その魅力は、同じことをやっているひとたちとの交流。
まさに『同人』の本質。
わたしもひょんなことから、『ぽっぷこぉーん』というサークルに関われるようになって、多くの仲間を得た。コミケや文学フリマの場でたくさんお話も出来た。あのとき声をかけてもらえなかったら、きっといまでもひとり寂しく創作活動をしていたにちがいない。

著者の弥生さんの失敗談も踏まえて具体的に書かれていて、これから作ってみようという方には非常に参考になると思う。
◯参加するイベントは? コミケ?コミティア?文学フリマ?
◯イラストの依頼の仕方は?
◯本の装幀は? 文庫サイズ?いわゆる同人誌のサイズ?
◯いくらで売る?
◯在庫の管理は?
◯出店スペースの見せ方は?

かのように、数え切れないほどの工程が待っている。でも、ひとつひとつこなしていくうちに、きっと自分の作品が愛おしく思えてくるはずだ。

(えみる)偉そうなことを書いたが、うちは『ぽっぷこぉーん』『クロックワイズ・メカニクス』に原稿以外の作業はすべてお願いをしているから、かなり楽をさせてもらっています。

もし、小説同人誌に興味を持ったのならば、ぜひぜひチャレンジしてみてほしい。そうして出来上がったものは、そこであなたがチャレンジしなければこの宇宙に存在し得なかったものだ。それって素晴らしい。

いろんなひとが、いろんな同人誌を作っている。
その熱量が、わたしはたまらなく好きだ。

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最後には、『電子書籍』についても書かれている。
この記事の最初にはああ言ったけれど、この本を読んでから考えると、電子書籍のメリットが強く印象に残る。なにより在庫管理をしなくていいのだ!たしかにこれは大きいよね。

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(山田)あ、そうだ。えみるさん。ぽっぷこぉーんから荷物が届いていましたよ。
(えみる)どれどれ。

(山田・えみる)バーニィ……

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ちゃんと届いていました。
ぽっぷこぉーん及びクロックワイズのスタッフのみなさん、今回もありがとうございます。こうしてまた、かたちにすることができました。

また、山田を心配して会場に来てくださったみなさん、お会いできず残念ではありますが、預けられたものは今日届きました(*´ω`*) ありがとうございます。

小説総集編2『クロックワイズ・メカニクスへようこそ!!』については、通販を予定しています。また詳細が分かり次第、noteに掲載したいと思いますのでよろしくお願いします。ものすごく甘々な短編を詰め込みました。


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