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【エッセイ】山田がウツになりまして。

こんにちは。
山田えみるの編集広報担当、山田です。

鬱になりました。

日付を見て驚いたのですが、もう一ヶ月以上も前の投稿なんですね、これ。生活環境や職場環境の変化と、10月のあんまりにもな寒暖差、諸々な要因が重なってほんとにダメになっていました。

どのくらいダメだったかというと、
◯クウガから見てる平成ライダー好きなのに、放送時間に起きていてゼロワンを見ようとする気にならない(ゴーストでさえ完走したのに!)
10年以上やっている遊戯王に興味が向かない。考えがまとまらず全然デッキが組めない。『それなら持っていてもしょうがないかこんなもの』って思考にとらわれる。
◯自分の状態に関係したエッセイなら読めるけれども、小説がまったく頭に入ってこない。プライムのアニメも映画も話が追えない。

『好きだったものを楽しむことができない』
これが自覚できるわかりやすいサインでしたね。我ながら驚きました。寝過ごしてゼロワン見れないとかならまだ納得ができるのですが、まさかあんなに面白い面白いって言っていた作品を見る気にすらならないとは(ゴーストでさえ完走したのに!)

話は変わりますが、これは『未開域のジャッカロープ』というカードです。
かわいいですね。

ジャッカロープは海外先行カードで、海外の環境トップのカード。トップレアもトップレア。運試しに数パック買ったら一枚引いてしまいました。

とはいえ、一枚では役に立ちません。
ちゃんとしたデッキを組むなら、これがもう二枚。さらに、同じくらい高いツチノコも三枚必要です。さらに、この『未開域』デッキ、めちゃくちゃ強いので(対戦したことはありませんが)、カジュアルプレイヤーの山田には無用の長物です。

要は、持て余していました。
『未開域』は強すぎるので、制限カードになるおそれがあります。早めに手放さなければ、とメルカリに手を染めました。

それなりの価格で売れました。
『使ってくれる誰かのところに行ったのならいいか』と、そう思いました。

あれもこれも出品できるなと思い、次々と高額カードを出品していきました。どんどん売れていきます。メルペイの数字と自分のアカウントの評価の数字が増えていくことが、少しだけ楽しかったのも事実です。気がつけば、500件以上の出品をしていました。

わかるひとにだけわかってくれればいいのですが、この『楽しい』と、前述の『好きだったものを楽しむことができない』の『楽しむ』は別の概念だと思っています。遊戯王を手放すのは『好き』ではないので。

付き合いがあるので最低限のデッキは崩していませんが、作業興奮と鬱集中で、ものすごい出品の数になっていました。毎日毎日、十数通の発送をしては、数字が少し増えるのを見ていました。

それによって、あのデッキもこのデッキも組めなくなりましたが、どうせ回す機会もないので特に何の感情も湧きませんでした。我ながらもう少し寂しがれよとは思ったのですが。

予約をしていた新商品を開けることがあったのですが、これはいくら。これは三枚セットで出品。これはハズレカード……、と考えながら開けていました。これは決闘者の態度ではありません。業者です。

組みたいデッキもなく、少なくとも遊戯王を辞めるまでには組もうと思っていたデッキをとりあえず組みました。助けてください。

これは驚いたことなのですが、『稼いだメルペイの使いみちに困っています』。マジで『なにもかもがつまらない』のです。二桁万円稼げば、さすがになにかに興味が湧くかと思ったんですけどね。

ポケモンの新作最近でましたよね。ぼくはかつて赤を発売日に買いました。イーブイとゴーストが好きです。新作、Twitterで見ていると楽しそうですよね。Switchごと買うことはできたはずなのに、興味が湧きません。(ちょうどこの新作ポケモンが、興味が湧く・湧かないの分水嶺あたりにいます)

 ※

というわけで、いくつか本を買いました。
感想を書くのが苦手なので、同じような境遇にあるような方への『実用性』を備忘録代わりに書いておきます。

なお、#PR このnoteの記事のAmazonのリンクは山田へのアフィリエイトになっています。書いておかないとね、こういうこと。


◯Kindleですでに持っていたのですが、書い直し。
◯やっぱり紙のほうがあたまに入るよね。紙 is 神。
◯発達障害の症状をどうやって社会にすり合わせるかのライフハック本です。これで飲み会など『部族のルール』で構築された社会を乗り切ろう。
◯特に最後の、鬱になったときの章を何度も読み返しています。『仕事はできている。が、休日をあなたらしく過ごせているだろうか』。まさにそれでした。


◯鬱といえばこれ。
読みやすいです。読みやすいのですが、その裏表で、内容が薄いかなという感じもします。導入には良いけれど、具体的な救いにはならない感じ。
◯身の回りのひとに、鬱とはどういう症状であるかを説明するにはいいと思います。


◯友人に言われてハッとさせられたのですが、『(山田は、発達障害だが)実際に頑張れる上に頑張ったらデキちゃうかつ、 めっちゃ血反吐吐いて頑張りましたアピール感が一切出ないタイプ』なので、その無理が限界に達したのだと。
◯そのため、『無理に頑張ったらできること』と『ほんとは無理に頑張らなくてもよかったこと』のボーダーラインを引き直すために購入。
◯『社会人』とか『普通』とかいう言葉にがんじがらめにされているのを、やわらかく解いてくれる感じです。
◯『必死になって頑張っていることを、みんなはまったく苦労とも思わずにこなしている。そういう人たちと同じ土俵で戦っても負けるだけしバカバカしい。』ほんとそれよね。


◯最悪、いましている仕事ができなくなった場合を想定して購入。
◯とはいうものの、『そういう例もあるよね』という以上には刺さりませんでした。ここに書かれていることは不安定すぎて、自分の場合はなにも手がつかなくなってしまいそうです。


◯なんのために文章を書いているのか、どんな文章を書けばいいのか、わからなくなったので購入。
◯えみるさんのような、流行りの小説が書けないタイプの物書きで、しかも夢に囚われてしまっているタイプのひとは、一度読んだほうがいい本。
◯『『誰かにメッセージを届けよう』というメッセージ自体が間違っている。誰からも褒められなかったとしても、朝出かけるとき自分が気に入るように服を着るだろう。文章もそれでいい。
◯『他人の人生を生きてはいけない。書いた文章を読んで喜ぶのは、まず自分自身であるというのがこの本の趣旨だ。満足かどうか、自分で決めればいい。他人の評価の奴隷になった時点で、書くことがいやになってしまう。』
◯別に異世界転生とかハーレムとかチートとか読者にまったくストレスのない小説とか、そういうのをあなたは書く必要はない。書くことそのものを楽しもう。ねえ、えみるさん。


◯『#プロ奢ラレヤーに奢られたい』という企画で奢ってもらいました。
◯すぐにメルカリに出していいよとも言われていたのですが、手元に持っておくことにしました。もはやバイブル。
『自分ゲームは他人ゲームの攻略本を見ても攻略できない』『好きなことで生きていくよりも、嫌いなことで生きていかない』
◯『すべての悩みの根源は「どうにもならないことを、どうにかしようとする態度」。あきらめるというのは一見ネガティブな選択に思えますが、個人の幸福にとっては実は無敵コマンドであり、意外と簡単に扱えるもの』
◯いろいろな価値観の考え方を見せられて、少し視界がクリアになった気がしました。


◯せっかくなので、傍から見たらどうなるのかと思って購入しました。まだ読んでいるところです。

 ※

しまった。
えみるさんから、2,000文字以内でと言われていたところ、ついつい超過してしまいました。


あ、そうだ。
せんでん!せんでん!

冬コミですが、二日目(あしたじゃん!)『クロックワイズ・メカニクス』と『ぽっぷこぉーん』をよろしくお願いします! 

◯ほのぼの獣人スチームパンク短編連作小説/コミカライズ
◯異世界転移魔法図書館長(連載)
◯のじゃろりかみさま短編連作小説
えみるさんのいろんな小説を取り揃えておりますので、このようなキーワードに興味を持った方も、持たなかった方も、ぜひぜひお立ち寄りください。




いただいたサポートは、山田とえみるさんの書籍代となります。これからも良い短編小説を提供できるよう、山田とえみるさんへの投資として感謝しつつ使わせていただきます!(*´ω`*)