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追想

前に好きな本の話と好きな漫画の話をしたので、今回は好きな音楽の話をする。
私は中学生頃から邦ロックとボカロを聴き漁っていて、今はあまり新規発掘出来ていないがその中なら結構幅広く聴いている方だと思う。今回は邦ロックに絞って話す。
好きなものをおすすめしているnoteは此方から。

邦ロックは邦楽ロックの略称だ。私は邦ロックの正確な定義は知らないが、流行りの曲の大半は邦ロックにジャンル分けされるのではないだろうか。
邦ロックは、1960年代後半に「はっぴぃえんど」などが、海外のロックサウンドに日本語の詞をのせて歌ったのが始まりといわれており、海外のロックに比べて日本らしい歌謡曲の親しみがあるのが特徴らしい。「はっぴいえんど」の曲は最近でもCMに使われたりするので知っている人も多いと思う。
「はっぴいえんど」は「風をあつめて」が一番好きでWALKMANにも入れて聴いている。確か私は、浅野いにお「うみべの女の子」でこの「風をあつめて」が引用されていて、それで「はっぴいえんど」を知った気がする。「うみべの女の子」は映画化もしていたのではないだろうか。生々しく若々しい性描写が多い漫画だが、青春らしくて好きだ。

話がズレてしまった。
私がここまで邦ロックにハマったのは中学2年頃に入り浸っていたコミュニティサイトで好きだった人がbacknumberのファンだったことが大きいと思う。それまでボカロばかり聴いていたが、好きな人の好きなものを知りたくて、backnumberに至っては殆どの曲を歌えるくらいまで覚えた。あと、同じくコミュニティサイトで知り合って今でも関係が続いている親友が邦ロックが好きだったのも大きい。その後知り合った人の影響もあり今の私の好みは形成されているのだが、この二人が居なければ私はここまで邦ロックが好きにならなかったのではないかと思う。
有名どころのおすすめはおそらく山ほどインターネットに転がっていると思うので、今回はボカロPの一面がある邦ロックアーティストという狭いジャンルの中の好きな曲(アーティスト)をおすすめしていく。



Lyu:Lyu「メシア」
Lyu:Lyuは、2016年7月18日付でLyu:LyuからCIVILIANに改名している。ボーカル・ギターのコヤマヒデカズはナノウとしてボカロPもしており、此方の方が馴染みのある人も多いのではないだろうか。ナノウの曲だと「ハロ/ハワユ」「文学少年の憂鬱」等が有名だと思う。
Lyu:Lyuの曲で好きなものは他にも沢山あるのだが、ダントツで「メシア」が好きだ。YouTubeのPVも相まってメシアという題名とは反対に救われなさがある。
Lyu:Lyuはおそらく鬱ロックのジャンルになると思う。詳しいわけではないので違ったらすみません。
私の中の救世主はいつまでもこのPVに出てくる女の子の姿をしている。女の子に人生壊されたい願望のあるオタクに刺さってしまうね。


Dios「劇場」
虚像でも全て愛するような歌詞が良い。『賞味期限つきの愛を 味わえば それでいいじゃん』って恋そのものでは?
Diosは、2019年までぼくのりりっくのぼうよみとして活動していたたなか、Ichika Nito、ササノマリイの三人のバンド。これだけ強いメンバー集められているのに対して認知度が低い気がする。もっと有名になると思う。
たなかがぼくのりりっくのぼうよみとして活動していたときから好きだったので、Dios結成に大喜びした。「天才をやめます」と言いぼくのりりっくのぼうよみを辞めたのは衝撃的だったが、こうしてまた姿を見られて嬉しいね。
ササノマリイはねこぼーろとしてボカロPをしており、コヤマヒデカズと同じように此方の方が馴染みのある人も多いかもしれない。ねこぼーろだと「自傷無色」が有名だと思う。


キタニタツヤ「プラネテス」
ふたつの孤独が手を取って生きていくような歌詞が好き。冬の白い息は孤独を感じられるので良いね。
キタニタツヤのボカロP名義はこんにちは谷田さん。「悪魔の踊り方」が有名だと思う。
キタニタツヤは、同じくボカロPとして活動後シンガーソングライターとなった笹川真生と同居していた時期がある。


笹川真生「官能と飽食」
笹川真生の曲って殻に籠った乙女みたいで触れたら壊れそうな感じが良い。今回は「官能と飽食」をピックアップしたが笹川真生にはそれなりのデカい感情があるので他の曲の話もいつかしたいね。
ひとつ前のキタニタツヤと同居していた話をした笹川真生。笹川真生は豆腐屋→なぎさ→mao sasagawa→笹川真生と名義を変更しているのだが、なぎさ名義のときから本当に好きで、鬱ロックを好んで聴いていたところとか谷川俊太郎が好きなところが曲に反映されていて良い。笹川真生は理芽に曲を書いていて、今後有名になってほしい気持ちと私だけが知っていたい気持ちがせめぎ合っている。笹川真生が書いた理芽の曲だと「ピルグリム」が好き。


ヒトリエ「青」
ヒトリエは有名だと思うしwowakaも有名だけれど本当に好きだし、やっぱりもう居ない存在ということで行き場のないデカい感情があるのでおすすめしたいね。今のヒトリエも好きだけれど、やっぱりヒトリエを知ったきっかけはwowakaでそれは何年経っても変わらないのでwowakaが歌っていた頃のヒトリエの曲を選択した。そういうの抜きにしても「青」が出たとき、ここからヒトリエもっと人気になるんじゃないかとワクワクしたしこの曲自体好きだ……
ヒトリエの話は笹川真生と同様デカい感情により、もっとたくさん出来るけれど今回は辞めておきます。



他のボカロPとして活動していたアーティストだと、米津玄師は勿論のこと、あらいやかしこ、神山羊とかが好き。須田景凪はボカロPの時の方が好きだった……って一生言ってる。
元々ボカロのオタクを始めたのが先なので、やっぱりボカロで好きになった人は自分で歌うのも良いけれどボカロ曲を作ってほしい気持ちもある……! でものびのびしたいように作りたい曲を作りたい形で発信してほしい気持ちもあって、それが米津玄師のようにボカロではなく自ら歌うことであるならばその形を応援したい。本当に気持ちの悪いオタクで苦しい。くっ、殺してくれ……!


それでは、また。

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