いまの日本の問題は政治、ではない

都知事選が今週末に迫ってきたので、私の主張をここに置いておこうと思う。私はドイツに住んでいるから日本でも東京でも投票権はないけれど、今回の都知事選は注目して見ている。

政治と金の問題、政治への不信感のようなものがより増している昨今の日本。だけど、私の思いとして、問題は「政治」じゃない。明らかに「自民党政権」。これを政治に置き換えられてしまっては困る。

政治をやっている人たちの中にはまっとうな方たちがいる。だけどその数よりも圧倒的に、まっとうではない方たちが、あろうことか第一党の自民党にうじゃうじゃいる。

そういう人たちの声は大きいから、大きな声に巻かれたり、どうせこの社会がよくなることはないんだと諦めたりする気持ちもわかる。でも、この世の中を変えられるのは私たちひとりひとり。他には誰も何も、急に日本を変えてはくれない。

いまの状態も大概だけれど、もっと腐敗が増してもう食い止められない、私たちも腐敗の一部になって逃れられないということが起きてしまわないうちに、みんなで日本の問題を食い止めたい。

そう思うと、ね。今回の都知事選の影響はすごく大きい。どうかここでいまの政治を一度ストップして、新しい風を入れてほしい。

そう思うと、私は蓮舫さんしかいないと思う。彼女が100％良い、彼女だと絶対大丈夫、ではないかもしれない。それでも、新しい風を入れないと、日本はこのまま悪政によって腐らされると思う。

ちなみにいえば私の地元は、国会議員も街の政治も残念なことになっている。同級生の親である国会議員は声高に憲法改正を叫ぶし、私の地元の市は政治が回っていない。おまちの市長にはこんな時代に自民党系を勝たせてしまった。

そんな悲しさ虚しさがあるので、投票権がなくとも、この先住むことがなくとも、今回の都知事選は注目して見ている。

東京という街は、なんてったって大きい。海外に住んでみて思う。東京は大きくてたくさんの人がいる街。

そんな東京が、これ以上残念な街になってほしくない。日本もこれ以上残念な状態になってほしくない。

権利を持っているひとは、どうか都知事選に参加して。あなたの一票を投じてきて。いまの暮らしが嫌だと思うなら、それを変えてくれる候補者に。