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恋のはなしあらため愛のはなし|ライフコーチの私の場合

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ライフコーチングというものを学び、私はひとと付き合うことがうまくなった気がします。人とのコミュニケーションというものを理解できたからです。自然消滅をしてみたり、付き合わないでいて…
ライフコーチという「ひとと話すことが仕事」の私がどんな恋愛をしているのか、どんなふうに愛を受けとっ…
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2023年8月の記事一覧

恋人を見つけたと思うこと

ドイツで恋人ができたと母に話した数か月前。性被害のトラウマがあり、しばらく恋愛をしていなかった私に、母は「そこにいたのね」と言った。 「彼に出会うためのドイツだったのね」とも。私はそれを聞いて大げさだという顔をしながらも、そう思える日がくればいいとも心の底で思った。 恋人を「見つけた」なんて、おこがましいし大げさ。でも、母にそう言ってもらった私は、その言葉をそっと心にしまったのだった。 ▼前回の記事 ▼マガジンはこちら 過去に書いた記事を載せたりいまのことを書いたり

誰かと暮らすことを一度あきらめた私へ

大学生の頃、私は当時の恋人と暮らしていた。とは言っても、お互いに親が支払う家がある上で、彼がうちに泊まるという形式だったけれど。 この頃を最後に、私は恋人と暮らすということをしていない。純粋に恋人がいない期間が長かったこともあるし、遠距離だったこともある。 でも、今回私が向き合ってみたいのは、私の心にあるブロックだ。 大人になるにつれて、恋愛における関係性構築というもののむずかしさに気づきながら、私は誰とも暮らせないのだと自分に呪いをかけた。 その呪いを、そろそろ手放

3年ぶりに恋愛を始めたら笑い方が変わった

コロナが騒がれ始めたとき、私には恋人がいた。 いま思えば、「お互いじゃないとダメ」な関係性ではなくて、年齢と住む場所が一致したから一緒にいたような関係性だった。 その恋愛を自然消滅で終えてから3年、私は恋愛を再開した。 互いに外国人な私たちは、会話をすることですら困難も多いけれど、私はこの恋愛で私を取り戻していると思う。 特に笑い方が変わった。私はこの自分が好きだなと思う。 ▼前回の記事 ▼マガジンはこちら 過去に書いた記事を載せたりいまのことを書いたりしていま

恋愛では自分の機嫌をとれないこともある

コーチングを職業としている私は、それ以前の私と比べて、自分だけでごきげんに暮らせる時間が増えた。 誰にケアをしてもらわずとも自分の機嫌がとれる、自分の機嫌のツボを押さえている。そう思っていたけれど、最近は新しい自分の一面を見ている。 というのも、恋愛をする、誰かの恋人としての自分はそうはいかないのだ。自分の範囲を超えているような、恋人との境界がわからなくなるような。 誰かの恋人として居るときの、自分の機嫌の取り方がわからない。 「ひとりで居る」自分とそこそこに向き合い

一時帰国を楽しみにする私

ベルリンでの生活を始めた頃から、私は世界を転々とする生活をしたいと思うようになった。欲をいえば、ベルリンとソウルと実家を拠点にしたいと。 ベルリンでの生活に慣れるうちに、それはやっぱり少し億劫だとも思うようになった。だけどできれば、毎年家族の顔を見に帰省したい。 ということで、まずは手始めに、この年末は一時帰国をしようと思っている。先日教えてもらった、「未来はワクワク描いていい」を胸において。 「もしかしたらこんなことが起きるかも」と恐れるのではなく、楽しい未来を描いて

交際前のことをやり直した、こうして関係は築き直され続けるのだと思う

人が一緒に居始めるって、ある種の奇跡だと思う。私たちが交際を始めた時のことも、答え合わせをしてみれば、奇跡のようなことがたくさんある。 たとえば私たちにとっては、映画館でのこと。映画を観に行ったことも、その後の私たちの関係性も、紙一重で簡単に変わっていたと思えることがある。 それが、逆にターニングポイントとして、いまの私たちを作ってくれている。人の歴史というのはおもしろい。 いろんなことが、起こるべくして起きている。すべては一番いい未来に通じているのだから、何も恐れる必