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最強のふたり

最強のふたり (2011 ベルギー)

とってもフランスらしいコメディ、深刻になりがちな移民や介護問題をすかっと描いているところが大好きです。

「問題」というのは、誰かがそう扱ったり、政府や社会が型にはまらないものをそう呼んでいるだけなのだなと思わせられる映画です。

年齢やいろんな違いを超えて相性が良い人というのがいます。
そういう相手に巡り会えて、自分のできることを与えあえたとき、
手助けとか憐憫とか傲慢にならず、人と人との対等な交流、真の友情、信頼関係が生まれるきがします。

相性の良い人と出会うと、世界がふわっと広がり、楽しいことが増え、困難と思っていたことを乗り越えられたり。見ないようにしていた弱さや醜いことも、一人では決して前に進めなかったことも、信頼できる誰かの手を借りることで「問題」ではなくなり、その時、奇跡が起こるのかもしれません。

生きているうちにどれだけの人と相性の良い関係を結べるかは、自分の中の偏見や思い込みをどれだけはずせるかにもよるのかもしれません。

最強のふたり、実在のお二人もほんとうにかっこいいです。

ハリウッドリメイク版が上映されるようです。

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