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金沢旅行記(2024/1/5~6)

たまたま1月5日~6日で計画していた金沢旅行。 私たちなりに情報収集して、旅行にいくことを決断しました。 その背景と行く上での備えについては以下のnoteに記しました。


実際に行ってみてのようすをこのnoteで残しておきたいと思います。


day1 : 1/5

パートナーの元バイト先「れんが亭」でランチ。
店内には地元の方と思われるお客さんがチラホラ。
店員さんに「よく来たね~」と喜んでいただくも、地震の話題になると「親戚が能登のほうで家が潰れてしまったそうだ」と漏らす。
みなさんいろんな背景を抱えながら、働き、暮らしている。


大樋美術館。
こちらでも「よく来たね、どうやって来たの?」との声。
事前知識無しで訪れたけど、とっても面白かった。一子相伝で残る文化すごい。


1月5日16時のひがし茶屋街。


「不室茶屋」は待ちなし。


「とと桜」は満席。ささやかだけど、食べて応援。
能登という地域は、魚も穫れて、畜産も盛んで、
お酒や醤油、味噌など様々な食文化が受け継がれていることを知る。


宿泊は「SOKI KANAZAWA」。
こだわりが詰まった宿で、とても素晴らしい体験だった。

夜の間に、スマホから2回ほど緊急地震速報が鳴り、
震度2~3程度の余震を感じた。


day2 : 1/6

2日目、午前11時の近江町市場。
ほとんどのお店が開いていた。
観光客はチラホラ見かける。


麩料理をいただく。
こちらは3日から営業予定だったが、キャンセルが続き、ようやく私たちが2024年最初の客だと女将さんに喜ばれる。
女将さんから金沢での震災体験や親戚が能登にいる旨を伺う。


「金沢茶寮」というアートカフェで、金沢塗りの体験。
高台にある店舗からは瓦が落ちて、ブルーシートを張った家も見える。


一日を通じてヘリコプターが行き来する音が響いていた。 
「ご苦労さまです」と心の中で。


何度かタクシーに乗ったが、運転手さんは短い時間ながらも
みずから被災体験を語る。本当にそれぞれの背景がある。
1月2日は交通機関がマヒして遠方へのタクシー需要があったが、それ以降は観光客はやはり激減しているとの声。


駅ビルで、たんまり土産を買い、寿司で締め。


このようなタイミングに金沢へ行くことが正解だったかは今もわからないです。天候に恵まれ、大きな余震に見舞われず、穏やかに過ごせたのは結果論。
でも、たくさんの思い出ができて、たくさん親切にしていただいて、金沢のことが大好きになった2日間でした。

「金沢は元気だから、来てくれて嬉しい」
能登にいる親戚や近しい人への想い、まだまだ続く余震、先の見えない復旧活動。それぞれの事情がありながらも、そうして私たちを出迎えていただいたことに心から感謝を申し上げたいです。
また災害ボランティアを募るタイミングになったら、再び石川を訪れたいと思います。きっとそう遠くないうちに。


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