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Drop your problem and keep going 〜物や執着を手放さなければ、本当に大切なものを掴むことはできない〜



本日はルーマニアの祝日の為、学校も仕事もお休み。
明日も建国記念日のためお休みなので、学校は週末の11/28〜12/1まで連休です。
こちらに来てから休みばっかりな印象があるのだけど、実はこれはインターの学校のスケジュールのせい。

ルーマニアは祝日が少ないことが、世界的に有名なのだそう。
その数なんと年間11日のみ!!
日本のほぼ半分。
そして、これでも数年前に政府が増やした日数なのと、祝日の半数がルーマニア正教にまつわる祝日だということから、信仰心の強さがわかります。

本日11月30日は、なんの祝日かというと聖アンドレイ祭 。
ルーマニア人に正教を伝え教えた、イエスの12人の弟子の一人である聖アンドレイが永眠した日。ルーマニア正教会で大切にされている聖人の一人。

明日の建国記念日は、第一次世界大戦後の1918年12月1日、ルーマニア公国とトランシルヴァニアが統一した日ということで統一記念日とも言われています。


1年の11日しかない祝日のうちの2日間を、いっぺんに使ってしまって贅沢な感じがしています。チェコでも感じましたが、ルーマニアも朝早くから夜遅くまでの営業店が多く、働き者だなぁという印象を今のところ私は持っています。

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肝心の祝日のお天気は下り坂、という予報だったので、週末に40キロほど離れたsnagovという村に行きました(町なのか?)。

車から見える景色は、あっという間にこんな感じの景色が続きます。
遠くに牛がいるのが見えますか?

空が広くて、私はこういう景色が好き!

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今回の目的は、湖の真ん中にある小さな島に建つ修道院に行くこと。

ここは12時から14時半まで橋を渡ることができません。
(その理由は調べたけどわかりませんでした。教会のお祈りの時間なのか?お昼休憩か?ルーマニア正教の何か意味があるのか。判明したらまた書き加えたいと思います)

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まだ私はよくわかっていないのですが、
ルーマニアは木彫りの文化も盛んで、このような木製のものが街のあちこちにあります。

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橋の途中の景色。
傾きかけた太陽が、優しく癒してくれているようでした。
晴れの日に来て良かった!

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一瞬お墓か?と思いますよね?
いえいえ、植物を育てているバケツです。

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修道院の中は撮影禁止だったので、外からの写真。
薄いレンガを積み上げられて建てられています。
中の壁画は、とても状態が良く、鮮やかで美しい絵が壁、天井全てに描かれていました。


そして、ここの修道院には、実はあのドラキュラのモデルであるヴラド・ツェペシュの首から下の遺体が埋められていると伝えられています。
1476年、ヴラドはオスマン朝との戦いでブカレストで戦死。
首だけイスタンブールへ送られたそうです。
修道院の奥の祭壇の下が彼のお墓となっており、そこに肖像画がありました。

実際に1930年代の発掘調査で本当に首のない遺体が見つかったそうですが、それが彼のものだったかどうかは定かではないそうです(地球の歩き方参照)。

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過去の投稿 
「バスの中から見るルーマニアの暮らし2」で
↓↓↓


ご紹介した通り、ルーマニア人は信心深く、この日も礼拝に来る人は多く、また、中で手紙を一生懸命書いている人を何人か見かけました。


ヨーロッパで教会も多く回ってきた私ですが、祈ったり、過ごしたり、キャンドルを灯したりしている人を見かけましたが、手紙を書いている人は見かけなかったので、ルーマニア正教の祈り方の一つなのかなと思っていました。
(木製の小箱のような小さなポストがありました)

裏手に回ると美しい庭園がありました。
こちらも小さいですが、静かで、穏やかな島ならではの美しさだと感じました。
何もないけど、十分にある。
そんな印象です。



Drop your problem and keep going

先週末、感情を味わい、吐き出すことの大切さを痛感したところですが、
問題や課題、感情を抱えたままでは、なかなか次に進むことはできません。

以前尊敬する私の師匠からも
「物や執着を手放さなければ、本当に大切なものを掴むことはできない」と教えられました。

無宗教の私が偉そうなことは言えませんが、
教会に行くことで、自分の感情と向き合い、神様にお伝え(懺悔)することにより、問題や課題、感情を手放しているのかもしれません。

この2ヶ月、いえ、日本を発つ以前から、ずっと「山に行きたい」と言い続けてきました。週末の振り返りの時は、「今日は「山に行きたい」をいつも以上に聞いたよ」とパートナーに言われました。

山の景色、田舎道、自然あふれる場所は、私のあれこれを手放し、浄化できる場所なのだと思います。だから、定期的に山や太陽に触れないと、感情が制御できなくなるのです。

あなたの手放したいものはなんですか?
それはどこで手放せそうですか?

きっかけは、救い。
私はそう思っています。






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