心臓の音が身体全身から聞こえ、
息が止まりそうになるほど怖くて、
頭が真っ白になって、目の前が見えなくなる。
そんなことがたまに、いや結構な頻度で起こるのが、『人生』というものかもしれない。
将来のこと
明日のこと
今日これから起こること
そして、身に起こるか分からない何かに対しても。
さいなまれると、何も手がつかず、身体が抜け殻になったような気さえする。
「考えても仕方ない」と助言されることもあるけど、
当事者じゃない人からしたらそりゃそうだろと思う。
その人だけにしか分からない、声すら出なくなる一種の凶器。
その事象が終わるまで消えることのない、辛く苦しいもの。
それでも、というより、だからこそ、
私は静かにそばにいてあげられる人でいたい。
上手な励ましや的確な助言なんてできないかもしれない。
でも、どんなことも受け止め、温もりを与えられる存在で居続けたい。
“不安”
それは、立ち向かっても、勝負すら挑めない大きな何か。
でも誰かの苦しさを受け止めることができるなら、
私は逃げずに共存する道を自ら選びたい。
私の大切な人のそれを
いつまでも一緒に背負うことができる人で居続たいという願いを込めて。
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