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水と友だち【6月授業の窓から】

授業前の10分間で、毎月注目してほしいテーマについて楽しく学ぶ「たんきゅうコーナー」について紹介します。

6月のテーマは「水」💧💧💧

☔︎☔︎☔︎

低学年の子でも楽しめるよう、実験やお絵かきをおり交ぜながら以下の4つのポイントについて学びました。

🔹1、空気の中に水がある?!
🔸2、水は循環している(水のぼうけん)
🔹3、生活の中の水のぼうけん
🔸4、水で電気をつくる ?!


🔹第1週【空気の中に水がある?!】
〈実験〉◎コップの外側を観察しよう
⭐︎乾いたコップに常温の水を注ぐと・・・→外側は乾いたまま
⭐︎そこへ氷を足すと・・・→しばらくすると外側が濡れてくる

〈問い〉◎コップの外側の水はどこから来た?

〈考え〉⭐︎「コップの水が空気中に出てきてついた」
    ⭐︎「コップの水が汗をかいた」など

〈説明〉
◎空気中にある、目に見えない水が、氷の入ったコップで冷やされて水になった。
◎この目に見えない水のことを「水じょう気」といいます。
◎水じょう気は冷えると水になり、さらに冷えると氷になります。

〈ポイント〉
◎これとほぼ同じ仕組みが、雨や雪というものです。雨のふる仕組みについては次の時間に学びます。
◎まずは「空気の中に水がある」と言える理由がわかりました。

触って、温度や水を確認


🔸第2週【水は循環している(水のぼうけん)】
〈お絵かき〉◎山で川が生まれ、陸を流れ、海に流れ出る様子を描いてみる。

〈説明〉
◎(地球儀を見せて)地球の表面は陸地よりも海の方が多い。
◎この大量の海の水が太陽であためられて「蒸発(じょうはつ)」し、空気中で目に見えない「水じょう気」となります。
◎海の水じょう気でいっぱいの空気は、あたためられてどんどん空へとのぼっていきます。高い空の上はとても寒いので、水じょう気は水や氷の粒になります。これが雲です。
◎雲の中の水や氷の粒がどんどん大きくなると、最後には地上に落ちてきます。これが雨や雪です。天気予報で聞く「降水確率」の「降水(こうすい)」のことです。

〈ポイント〉
◎太陽があるおかげで、水は姿を変えながら地球上をぐるぐるまわっているのです。
◎だから地球上の水は増えることも無くなることもありません。
◎でも実際に使える水はたった0.01%!この点については次回の授業で学びます。

🔹第3週【生活の中の水のぼうけん】
〈お絵かき〉◎家、学校、店、工場で使われる水のゆくえを描いてみる。

〈問い〉◎水道をひねると水が出てくる。この水はどこから来てどこへ行く?

〈説明〉
◎川から引いた水をきれいにして水道水にしてくれるのが「浄水場」。
◎使い終わって排水口に流れた水を集めて、またきれいにして川に戻してくれるのが「下水処理場」または「水再生センター」。
◎近所には「中川水再生センター」があります。


〈ポイント〉◎地球上の水のほとんどは海水や地下水として存在するので、そのまま飲み水などとして使うことができません。
◎だから雨で降った水を集めた川から水を引き、きれいにして使い、またきれいにして川に戻しています。
◎ここまで水道が整うようになるまでたくさんの人の努力や苦労があったはずです。機会があればこれらの施設を見学してみよう。


下手でも絵に描くとイメージしやすい


第4週【水で電気をつくる?!】
〈実験〉◎豆電球を光らせてみよう!
     ①乾電池で ②水の力で
◎①豆電球の銅線(どうせん)の二つの端をそれぞれ乾電池の+−につなぐと電球が光ることを確認する。
◎②(コイルを見せて)コイルが回転すると、乾電池と同じように電気が流れます。
◎(手廻し発電機の中にコイルがあることを確認して)ハンドルを回すと電球が光ることを確認する。
◎(元のコイルを見せて)コイルを水の力で回す方法を考える。ヒントは厚紙で作った「羽」。

〈考え〉
⭐︎オランダの「風車」から「水車」を連想した子。
⭐︎子供の頃にお風呂で遊んだおもちゃから「水を流して羽を回す」ことを思いついた子。

〈ポイント〉
◎第2週目の授業でやったことの復習ですが、山には雨の水をためておく「ダム」がありました。
◎ダムの仕事は1、水をためて川の水量を調整する 2、高低差を利用して電気を作る(水力発電)というものがあります。
◎山の上から、すべり台を一気に流れおちた水は、その勢いでタービン(コイル)の羽を回します。こうして電気がつくられ、届けられ、私たちはスイッチを入れるだけで電気が使えるのです。


最後に…
【水のたんきゅうコーナーからの学び】

・雲が水だとわかった。
・ダムをはじめて知ったからおともだちにもおしえたい。。
・すいしゃがうごいているのがすごかった。
・水どうから水が出るのがふしぎ。。

授業から感じたこと、考えたことを言葉で書いてみるというとても大事な作業です。読んでいてうれしくなりました。

折しもニュースでは農家の水不足の問題、豪雨や水害の危険性の報道などあり、これらの問題をより身近に感じます。

全てこの世の中で起こっている出来事はつながっている、そう改めて思わせてくれる「水」の授業でした。

💧💧💧

今、感じたことを記録する。成長のしるしになります。


さて、7月のテーマは・・・ズバリ「虫」です🐝🐞🐛

道場に時々遊びに来る小さな虫たちに、少しでも親近感を持ってもらえるよう、頑張ります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。








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