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つらつらと。 その3

思いつくままに、つらつら書く。

つらつらシリーズ、自分メモ的な内容で。
書きたいことを書いてみる。

長い文章なので、お時間のあるときに
よろしくどうぞ。


その3では、こんな話をつらつらと。

◇そこで知り合うひとたち

◇厳しいようで厳しくない実家のルール

◇地方のライブともだち


さっそく、つらっと。


いきなり「そこで」と始まる「そこ」とは
音楽を聴きに行く会場のこと


◇そこで知り合うひとたち

レコード会社のひとや事務所のひと、フリーで活躍しているひと、関係者や出演者たち、ナゾのひと、など。広く浅く話をするようになった。
素性を話さなくてもすこし会話をするだけで、会社員だとか長女だとか何人かに言われたことがあった。どうしてわかっちゃったんだろうどこかにそういった雰囲気が出てしまうものなのか。
私はひとの素性を当てられなかったけれどよく当てられた。ただ血液型だけは当てられないことが多かった。きっと見た目と中身が違うのだろう。それは今でもよくある。
猫をかぶっているのかと言われるけれど、本性を隠しているのではなくうまく出せないだけで。感情を表に出すのが苦手なだけで。
それが猫と言われたらネコなのだろうがどちらでも良い。ネコは好きだし、という意味でないのはわかっている。それと、長年の会社員生活で培われた上から下から挟まれる三十歳にして中間管理職的な役割は、よくもわるくもたまに八方美人。それなりに乗り切ってきた、つもり。

血液型は所詮4つに分けたうちのひとつだと、あるときからあまり気にしなくなった。
付き合いが浅いひとからは、おとなしく見られる第一印象のまま。仲良くなるとやっぱりねと笑われる。言われればなるほどだけど、あてはめたくなるのが人間なのかな。血液型よりも星座とか生まれた日の何かの方が個人的には気になる。

小さなライブハウスに行くと、ライブが終わってからその流れで打ち上げに参加することもたまにあった。
私たち何人かの熱心なファンは、ライブが終わると配られたアンケートに熱い想いを書いていた。用紙のオモテ面だけでは書き足りずウラ面までびっしりと書いた。感動したことを伝えようと毎回びっしり。そこまで書いていると、客数が少ないときの打ち上げはちょっと恥ずかしかった。
打ち上げに参加するときは仲良しの何人かと一緒に。電車で帰れなくなると朝までコースか仲良しさんちに泊めてもらうことになるから、終電がなくなるのが早い私は絶対に何人かで。
好きなバンドのひとたちからいろんなジャンルの話を聞いた。影響を受けた音楽、映画、本、将来の話、占いが始まったこともあった。今思えばその占いは合っていたのか間違っていたのか、面白かったからそれで良い。
メンバーの家族が経営している飲食店が会社の近くだとわかればお昼ご飯を食べに行ったこともあった。あのお店は今でもあるのかな。その前に、あのひとは今何をやっているのだろうか。何年も忘れていたのに書きながら思い出した。

仲の良いともだち何人かの話。当時観に行っていたバンドのひとや、関係者とお付き合いしているともだちがいた。一緒に暮らしてるひと、複数いるうちのひとりという付き合いをしてるひと、結婚したひと、その後別れたひと、いろいろだ。

夜のライブが終わって朝まで遊んだ日は、バンドのひとやともだち何人かでごはんを食べて始発で帰るパターンもあった。煙草は吸わないのに煙草くさい自分がいやだったけれど、お酒もあまり飲まないのにその中に混じってみんなでよくしゃべっていたもんだ。朝カレーを食べて家路に向かう元気な自分。


◇厳しいようで厳しくない実家のルール

電車があるうちに帰ってきなさい、タクシーで相乗りして帰るのはダメ、泊まる時は相手の連絡先を書いていきなさいと言われていたが、夜中遊んで朝帰るのはオッケーだった。この話をすると不思議に思われることが多い。
厳しいようで厳しくない、門限があったわけではないけれど終電で帰るか朝帰るか、誰と遊びに行くかを事前に言ってから出かけなさい。そういう家だった。
朝カレーを食べた下北沢駅近くにある喫茶店は、今では別のお店になっていた。


◇地方のライブともだち

ライブでしょっちゅう顔を合わせる仲の良いともだちでも、本名を知らないひとは多かった。あだ名で呼んでいるとそうなる。
ひとりでライブを観に行くと、ひとりで来ているひとと話すようになる。ひとりで来たひと同士が話すようになり、気づけば北や南、地方から都内のライブを観に来た何人かと連絡先を交換して、手紙のやり取りをするのが楽しかった。ライブに行くともらうチラシの裏を便箋代わりに。
ライブ中、写真OKなときは写真を撮って送り合うこともあった。写真に集中してると音楽を聴けないし、聴き入ってると写真が撮れない。うまく撮れないことの方が多い。
ほんとうにいいライブのときは写真なんて撮ってる場合ではない。この瞳にじっくり焼き付けて、この耳でしっかり音を聴き、その瞬間を胸に刻む。それでじゅうぶんなのだ。わかってる、でも撮っておきたいのだ。毎回ではないけれど。ルックス重視なわけではない(アイドル性がないひとたちは多かったかも。好きになると自分だけにはカッコよく見える)でも撮っておきたいのだ。どんなカタチでもいい、雰囲気を撮りたいのだ。何かを残しておきたかったのだ。

当時はライブの音源をカセットテープに録音して曲を覚えた。CDやレコードが売り出されていなくても、大好きな曲は今でも歌える。今でも「音源を販売して欲しい」くらいに大好きな曲はある。録音に失敗したときはともだちにダビングしてもらったりしてあげたり。カセットテープは擦り切れるほどに聴いたものもある。
ライブ会場で、スピーカー前の位置で聴いたときは大音量過ぎて、耳もカセットテープも壊れるほどの爆音にやられた。帰りの電車では耳がわんわんしているのにライブの余韻に浸りたくて、録音したカセットテープを聴きながら帰った。家に帰ってもまた聴く。どんな音量で録っていても、聴き返すのは面白かった。音が割れていたり、周りのひとのおしゃべりする声や歓声が入っていても。

地方のともだちとは、自分が遠征するとき泊めてもらうこともあったし泊まりに来ることもあった。その後も付き合いが続いたともだちとはライブ関係なしに遊びに行った。
そのときだけの付き合いもあったけれど、気持ちが通じ合う仲間とは今でも連絡を取り合っている。

あちこちアクティブに動いて余暇を満喫していた私は明らかに普通のOLとは違う遊び方をしていたのだった。


今回はここまで。

次回はライブ以外の遊び、本の話に戻り谷川俊太郎さんを読んでいる、など。


いちおう、その4で終わる予定。


つ づ く



お読みいただきありがとうございます♡ 感謝感激でございます♪