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つらつらと。 その4
つらつら最終章。
その4ではこんな話をつらつらと
◇ライブ以外の遊び
◇食べること好き
◇仕事と遊び、母との別れ
◇そのときはそのとき
◇谷川俊太郎さんを読んでいる
つらつら話、はじめましての方
長い文章なのでお時間あるときに。
これまでを読んでくださっている方
今回で予定通りおしまいです。
いくつか項目があるので、気になったところだけ読んでいただいても構いません。
気になるところがなかったら、また別の機会によろしくです。
つらつらり。
◇ライブ以外の遊び
女子が多い会社で同期も多かった。せっかく入社したのだから、辞めないよう続けていこうと自分なりに考えていた。週末に食事をする機会があればなるべく参加して、周りのひとたちと親睦を深めていった。
食事のあとの二次会ではカラオケに行くことが多かった。自分が歌うよりみんなの歌を聴く方が好きだった。歌うのが好きなひとは、歌ってばかりで申し訳ないと思うらしくマイクを回してくれようとするが、私は聴くだけで楽しかった。
ふだんおとなしい印象のひとがカラオケで弾けている。その姿を見るのはおもしろかった。私はカラオケで弾けることはなかったが、第一印象はおとなしく見られがち。あまり親しくないひとにライブの話をするとものすごく驚かれる。
見た目ではわからない一面を知ると距離が縮まるような気がした。
会社の歓送迎会でも二次会はだいたいカラオケに行く。カラオケはどちらかというと苦手だけれど、わかる曲をデュエットしたり懐メロを歌ったり、何度も行くようになると段々その場の雰囲気を楽しめるようになってきた。
カラオケだけではないが、週末の集まりや会社の行事など、短大であまり交友関係を広げられなかった社会人一年生は、ライブ以外の遊びを少しずつ知るのであった。やってみると面白いと感じることは意外とあるものだ。
◇食べること好き
食欲は普通だと思っていたが、食べに行く機会が増えると他人より食べる家系だったことに気がついた。
お洒落なお店よりがっつり食べたいタイプ。食べ放題のときはワンピースを着て張り切った。
年々量より質になってくるが、規定量では足りないことが多いので今でも年齢の割には食べるほう。食べることが好きだと同じような人種が集まってくる。長く仲良くしてるともだちはよく食べるひとが多い。
◇仕事と遊び、母との別れ
月に3回か4回位ライブを観に行っていた。同期には珍しがられたが面白がられていたようだ。
好きなミュージシャンが影響を受けたものに触れたくて、映画を観たり本を読もうとしてみたが当時の私にはわからないものも多かった。時を経て興味がわいてくることもある。
仕事がうまくいかないとき、周りに迷惑をかけて落ち込んだ。山積みになっている仕事が全然片付かなくて、精神的にも疲れてくたくたな時期があった。音楽も聴きに行っていたが日々の生活との両立が厳しいときも多く、ため息ばかりついていたら父に怒られた。
入社三年目になり、大きな仕事を任されて忙しくなってきたその頃、母の病気がわかって先が長くないと知らされた。体調が良くないことが続いていたのだが、まさかそこまで悪かったとは家族の誰も想像もしていなかった。ライブどころではなくなり生活が一変した。
仕事の忙しさと家のことで頭がいっぱいになっていた。
当時現役で働いていた父は、自分が休みを取りながらなんとかするから、私には仕事を大事にするよう言った。正直そこまでしたい仕事ではなかったが、内容は何であれ「働く」ことに対する姿勢は変わらない。仕事を大事にしてきた父が言うことである。父の言っていることは理解できた。
残り少ない母との日々を一緒に過ごしたいとか、何ができるのだろうとか、一瞬にしてぐるぐると考えた。
これが全部嘘ならいいのに。こんなこと考えるのはもういやだ。朝になったら別の世界になっていたらいいのにと思っていたが、すべて現実だった。
母は自分のことで家族の日常が狂うのを嫌がっていたから、私たち家族はいつも通りの生活を心がけた。
料理好きな母だったから、甘えて何でもやってもらっていた。それまであまり手伝わなかった私に、母は入院中少しずつ色々なことを教えてくれた。やらなきゃいけないときが来てからやればいいのよ、と笑顔で言われた。
母は人前で弱音を吐かなかったから、私たち家族も母の前では悲しい顔が出来なかった。家族の今後を考えてくれていた母の想い、毎日ひしひしと伝わってきた。誰も母本人に先の話をしていないのに、自分は長くないとわかっていたのかもしれない。
仕事中、どうしようもない悲しみに襲われて涙が止まらなくなったときもあった。そんなときでも、そっとしておいてくれた周りのひとたちのやさしさが身に沁みた。母と歳の近いパートさんも多く働いていた。陰で見守ってくれている。母は52歳と若かったけれど自分も若かった。周りに助けられてきたとつくづく思う。
悪くなってから数ヶ月…あっという間だった。その後も多くのひとに支えられ仕事も遊びも続けてこれた。
仕事が忙しかったのはよかったのかもしれないとあとから思った。生活全部が母一色になると、目の前からいなくなったときのぽっかり感を、その後もしばらく埋めることはできなかっただろう。辞めなくてよかったんだ。その頃の自分はそう思えた。今は歳も重ね生活も変わったから考え方は違うけれど。
しばらく遊ぶ気力はなく、どれくらい経ってからライブに行くことを再開しただろうか、思い出せないが。少しずつ日々の生活が戻ってきた。
書きながら思う。母の年齢に近づいていく。
◇そのときはそのとき
母のあと、親戚関係にしばらく不幸が続いた。
年数が経ち、いとこや自分に幸せな話も訪れた。
長年社員だった会社もタイミングよく辞めることになるが、音楽好きライブ好きは継続していた。
色々なジャンルの音楽を聴きに行っていたから、好きな音楽が常にたくさんあった。バンドが多かった。
長く観に行っているバンドでも、それが続くとも限らない。方向性の違いや人間関係、理由はわからなくても消滅してしまうことはある。
昔から、自分の中で思っている、変わらないことがある。
あのとき、こうしておけばよかったと思うことが嫌いで。口に出すのも嫌だけどひとからそれを言われるのもほんとは嫌い。(嫌いだけど、言いたくなる気持ちはわかるから、嫌いですとかは言わないし顔にも出さない。嫌と言いつつ、無意識で自ら言っちゃってるかもしれないし)
時間は巻き戻らないから、そのときはそのとき。そういうものなんだよといつも思っている。いつまでも、同じ状態でいることが当たり前ではない。変わると思っていなくても、変わっていくことはある。
バンドが解散すると知ったときに「いっぱい観ておけばよかった」とか、バンドのメンバーが変わったときに「あの頃はよかった」とか、言っても仕方のないことは口にしたくないし言われたくもない。言いたくなる気持ちはよくわかるし共感できるけれど、思っていても言葉にしたくはない。
だから好きなものは好きと、感じたことはなるべく感じたままに、すぐには行動できなくても、口には出さなくても、どこかに行ってしまわないうちに何かをしておこう。心に留めておこう。いつどうなるかなんて誰にも何にもわからないんだし、事実は変えられない。変えられるのは自分だけ。
◇谷川俊太郎さんを読んでいる
本の話をしたかったのに、何を書いてるんだろうといいつつ書き始めた、つらつら。
下北沢や新宿渋谷、昔遊びに行ってた場所に向かいながら下書きをしているうちに話が膨らんで、その4まで綴るしかも毎回長文。投稿前に見直して削ってみたりはしてるのに。だのに長文、なぜ長文。日をおいて読み直し我に帰りつらつら直し、つらつら書き足し、つら直し、つら書き、ひとつら終える。
谷川俊太郎さんの本をよく読んでいる。1年半前から図書館に通っている。本の話に戻った。
借りては返しまた借りてをくり返す。図書館に通うようになってから、本を返しに行くときも手ぶらで帰ることはなく、何かしらの本を借りてくる。小さい頃本が読めないと言っていた大人は、いつからか本が読みたいひとになっていた。本の好みは偏っているけれど。本を読むひとだった父に少し似てきたと思いたい。
図書館で借りた本が気に入って、買った本も何冊かある。その中には谷川俊太郎さんの本もある。紹介したい本、文章を引用したかったけれど、どれも良すぎて選べなかった。ほんとはここで紹介して終わりたかったけど、買った本だけ紹介して終わりにしよう。
なんの話だったのかな、つらつら。
買った本
谷川俊太郎さんの本には、親しみを感じる。
やさしく語りかけてくれる。迷いがあるとき支えてもらっている。
こんなことを書いているけれど、詳しいわけではない。知らない作品もたくさんある。いや、知らない作品のほうがたくさんある、かな。
ただ単に好きなだけだ。
谷川俊太郎さんの他にも、気になる本をちょこちょこ読んでいる。
大切にしたい言葉はノートに記す。自分の字で書く、それを見る。書いたときの気持ちがよみがえる。感覚が思い出される。
実際書いていたノートをちょろっと公開。
公開する用に書いてないから、ぐちょぐちょしてる箇所もあるので、お見苦しい部分がありますが。これは一部です。谷川俊太郎さんだけでなく、八木重吉さんなど、心に残る詩やことばたちを記すノートをnoteで見せちゃう。
だからなんだという話ではありますが、私の場合書くと頭に残るのです。今はデータ化して保存するものが多いけれど、文字を入力して残すのではなく自分の手で字を書きたいのです。
また、谷川俊太郎さんを借りてきました。
心に響くことば、ノートに書いてます。
つらつら書くのはここで終了。
多くのひとに読んでもらおうと思って書いていない文章です。いまいちな表現などがあったら失礼します。
うまくまとめられなかったけれど、今ここを読んでくださっている方に感謝します。
なっがーーーい文章
最後までおつきあいありがとうございました。
お し ま い
お読みいただきありがとうございます♡ 感謝感激でございます♪