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美味しいは、色々なところから拾うことができる

会社で昼ごはんの時間になり、弁当箱を開けた。

おや?

入っている「おかず」や「ごはん」はこれまでと変わらないのに、彩りが鮮やかに見えた。簡単にいうと「いつもより美味しそう」だった。
そこにはハッキリとした理由がある。弁当箱が変わったのだ。

これまでずっと、僕はアルミの弁当箱を使っていた。キャンプやアウトドアなどで持っていきそうな2段のもの。見た目がカッコいいなーと思い、気に入って使っていた。
ただ経年劣化もあり、最近別の弁当箱を使うことにした。同じような弁当箱でも良かったのだが、新しく使うことにしたものは木製の曲げわっぱ。

アルミが木になっただけでも大きな変化だったのだが、見た目にも大きく影響を及ぼした。弁当のおかずに木の色の暖かみが加わって、いつもより美味しそうだと思ったのだ。そして実際、いつもより美味しい気がした。

「美味しい」という感覚は、味覚だけで判断されるものではなく、視覚なども影響するんだなぁということを改めて実感した。

だから、レストランではお皿や盛り付けにもこだわるのか。なるほど、なるほど。

1人で納得しながらいると、隣からニンニクの香りがした。ふと見ると、二郎系ラーメンのつけ麺版のようなものを食べている後輩がいた。それがまた良い香りで、食欲をそそる。

あぁ、そうか。嗅覚もあるな。

「美味しい」という感覚は、色んなところから拾うことができる。自分で料理する時は意識しよう。最近めっきり減ってしまっていた料理をする機会。そろそろ再開してみようかなと思った。

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