200円を握りしめて悩んでいる

幼い頃に行った祭りのような感覚だ。
色んな出店が並ぶ中で、数百円を握りしめて何を買うかを迷う。焼きそば、わたあめ、はしまき、かき氷。くじ引きなんかも楽しそうで、全然選べない。優柔不断に同じところをぐるぐる回ってしまう。

実は僕の手元には、先月noteから10周年ポイントキャンペーンで付与してもらった200円分のポイントがある。

ありがnote！

その有効期限が迫っているというお知らせがあった。5月31日までの期間限定ポイント。せっかくだから有料記事を購入したいなと思っているのだが、これがなかなか難しい。

さて、どんな記事を購入しよう？
数年noteの世界にいるのだけれど、これまでに僕は有料記事を買った経験がない。

そもそも、有料記事を絞って検索するのも難しいし、まったく知らない人の記事をいきなり購入するのもどうなんだろう？と、思ってしまう。
あーだこーだと悩みながら、たどり着いたのがこの記事。

なんて、痒いところに手が届く記事なんだ！
これを参考にすればいいじゃん。
…最初はそう思っていた。

ところがどっこい、僕は更なる迷路に迷い込んでしまった。全然選べないのだ。

無料と有料の境目ってなんなんだろう？
知名度なのか、より芯を捉えている情報なのか。
そんな中で僕が買いたい記事ってなんだろう？
何が書かれていたら「買いたい」と思うのか。

メンバーシップのように継続的に「情報を得たい」「参加したい」というものとは違い、単発なのも選ぶのを難しくしている理由のひとつだろう。有料記事に向き合うと、改めて自分の中のボヤッとしていた考えに対してピントを合わせるような感覚がある。解像度が増した気がした。

そうなんだよな。有料なんだよな。
無料で読めないものだから、経験や情報、オリジナルの考えや創作が対価として手に入るわけで。
こりゃ買う方も難しいけど、売る方も難しいなぁ。ふと、そんなことを思ったりした。

まぁ、だから結局は、まだ何を買うか決まってないんです。もう少し悩んでみます。