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4ヶ月いなくても世の中は全然平気だ。それが嬉しかったりしてる

IgA血管炎という病気に罹り、一時的に仕事の現場を抜けて早4ヶ月。思ったことが2つある。

1つ目は、僕が抜けても会社は大丈夫だということ。これは変にネガティブに開き直っているわけじゃない。逆にそんな体制がとれていることに少しホッとしている。

約10年前。
今の会社に入社した時、社員は僕を含めて3人だった。もしその状態で今の病気を患っていたら、すぐに辞めざるを得なかっただろう。当時は誰が抜けても手が回らなかったからだ。
それから時が経ち、今は20人を超える社員がいる会社になった。もちろん、相変わらずの人手不足ではある。でも、誰かがポンと抜けても耐えられるくらいの人材的な厚みは出てきているのだと思う。病気になったからこそ、分かったことだ。

そして2つ目は、今の仕事はやっぱり面白いなということ。
新しい薬を飲み始めて約10日。症状がかなり改善した。この数日間で、肌に出ていた紫斑の全てが一度全て消えて無くなった。これは病気を発症して以来、初の出来事。久しぶりに紫斑のない自分の体と向き合えて、気力が回復した。

そんな状況もあり、今日は朝から出勤。僕の状況を知る同僚達は、症状の回復を一緒に喜んでくれた。
そこで改めて思ったのは、色々な人と話をすることが単純に面白いということだった。バカ話もすれば、真面目な仕事の話もする。
そんな話の中から、結果的に自分ひとりじゃたどり着けないところへ行けたりする。この感覚が面白いのだと思う。

あー、早くちゃんと戻りたい。

そんな風に思える会社に、今いることができていて良かった。

仕事から帰って、紫斑が出ていないか恐る恐る足を確認してみた。

あー…まぁ、ゼロじゃないか。

全くのゼロじゃない。かといって、2週間前のように酷くはない。小さい斑点がポツポツと、という感じ。

今日色々動いてみて、それでも出てなかったから「回復した!」と言い切れるかなと思っていたので、少し残念。
でも、あともう少し。そう信じたい。

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