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雨の日に、ピアノの音色はよく似合う

今日は朝から曇っていたせいか、少し肌寒く感じた。朝9時、こたつ机の前でパソコンを開く。
先週の土曜日から、IgA血管炎の新しい薬としてステロイドを飲み始めたので今日は様子見でリモートワークだ。

自分以外には誰もいない自宅で、音が無い環境というのが実は少し苦手だ。会社でもFMラジオが終日流れているような職場なので、多少は音があった方が色々と捗る。机の上に置いてあったリモコンで、目の前のテレビの電源をオンにした。

「ソロ活女子のススメ」というドラマがある。江口のりこさんが主演。好きな時に好きな場所へ行き、ひとりの時間を楽しむソロ活に邁進する女性の姿が描かれている。
僕はこのドラマがとても好きだ。「40近くのおっさんが何言ってんだ」と思われるかもしれないが、見ていてとても心地良いのだ。どうしてこんな風に思うのかを少し考えてみたところ、導き出された答えが「うるさくなくて疲れない」ということだった。

ニュースにしても、ワイドショーにしても、バラエティにしても。
テレビの中の声は、矢継ぎ早に展開されて途切れることがない。そして、大体それらはテレビ用に少しだけ大きく喜怒哀楽が表現されている。僕は昔から、そういうモノに時々疲れることがある。

そんな時にちょうどいいのが、今回でいうところの「ソロ活女子のススメ」のようなドラマだ。ゆっくりとしたテンポ感。ひとりで呟くようなセリフ。決して派手ではないが、じっくりと腰を据えて見ることができる。思えば、昨日話題にした「サ活」や、かの有名な「孤独のグルメ」なども同じカテゴリーのような気がしている。

「ソロ活女子のススメ」で、特に心地良いポイントが話の途中で流れるBGMだ。
調べて見ると「Walking Through My Dream」という曲らしい。この曲が絶妙に良くて、聴こえてくると「ハー」と深呼吸してしまう。

今日は午前中、目の前にあるテレビ画面にamazonプライムで、このドラマを流しながら作業をした。内容が理解できるほど詳しく見てはいないが、ドラマの雰囲気やテンポ感などが部屋を覆っていて心地良く仕事ができた。

作業を終えて、ふと窓の外を見ると小雨が降り出していた。
雨の日に、ピアノの音色はよく似合う。
それに気付けただけでも、今日過ごした意味があると思った。

↑ゆっくりと落ち着きたい時におすすめです。

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