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結局、退屈だったのは書かなかったせいだ。

まいった。
そして、まよった。

気が付けば、立ち止まって1ヶ月ほどが経った。僕は、参って、迷っていた。
日々、時間を見つけて文章を書き続けていた時に、ふと頭をよぎったことがある。

あれ?
なんで毎日文章を書いてるんだっけ?

しばらくの間、僕は日常の中で感じたことがある時はもちろん、無い時もなんとか捻り出して、記事を更新した。し続けていた。そんな日々を2ヶ月ほど続けた時に、急にポンと「書く理由」みたいなものを見失ってしまった。

好きだから?
日常を記録するため?
何者かになろうとするため?

イマイチどれもピンとこない。
うーん…と考え始めたら、手が止まっていた。当たり前のことだけど、何も書かなくても特に暮らしに影響はない。日々は変わり映えもせずに過ぎていく。変わったことといえば、今まで記事更新にあてていた時間が、スマホのパズルゲームをする時間に置き換わったくらい。取り立てて変化はないように思った。だけど最近、ふと気付いた。

なんか、退屈だな。

いくらパズルゲームで難しいステージをクリアしても、いくらゲーム内のガチャで良いものを引き当てても、嬉しいのは一瞬。何か満たされない飢えのようなものが、じりじりと身体に溜まっていくような気がした。

そんな時に、ふと目にしたオンデマンド講座。内容は色々なクリエイターの人たちが、とあるコピーライターの作品について研究をするというもの。そこで印象的な言葉に出会った。

生まれていちども
文章を書いたことがないやつの
文章には勝てない。 

だから俺たちは書きまくるしかない。
文章は、
書いた文字数だけうまくなる。

あぁ、そっか。

「文章は、書いた文字数だけうまくなる」

今の自分が書く理由は、これでいいと思った。

「うまくなりたいから」

もっと書いて、もっと勉強して、とにかくうまくなってみせよう。その積み重ねが、いつか何かにつながればいい。

気になっていた本も数冊ネットでポチった。
どうやら僕は、学ばないと退屈になるらしい。
いくつになっても、自分の中の新しい気付きはあるものだ。

本が届くのを楽しみにしながら、これでようやくまた一歩、前へ進めそうな気がした。

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