親の心子知らず
「これ、どうやって作るの?」
思わず聞いてしまった。少なくとも僕には作れないし、作り方も見当がつかない。
8歳の息子から、幾重にも折り紙が重なってできた立方体が手渡された。
僕が作り方を教えたわけではない。どうやら児童クラブで作り方を学んだようなのだが、日々作られていくモノのバリエーションが増え、大きさもサイズアップしている。
息子は3〜4歳の頃から折り紙が好きで、今でもその名残りがある。いつもゲームばっかりしているのだが、たまに折り紙にハマると夢中になって作っている。
「ねぇ、国語と算数だったら、どっちが好き?」
折り紙を試行錯誤しながら繋ぎ合わせている息子に聞くと、即答した。
「算数!」
これはすごいことだ。
家族はみんな文系、僕の親も文系。息子だけ唯一、理系の香りがする。出来れば、この特性を活かしてあげたい。
ふとテレビに目をやると「でんじろう先生」こと、サイエンスプロデューサー米村でんじろうさんの「ワクワクドキドキサイエンスショー」のCMが目に入った。またタイミングの良いことに、宮崎でショーがあるらしい。CMの映像を観ていても、面白そうだ。
「ねぇ、このサイエンスショーに行ってみる?連れて行ってあげようか?」
さっきから更に折り紙を複雑に繋ぎ合わせている息子に聞くと、即答した。
「行かない!」
「…そう」
親の心子知らずとは、まさにこのこと。
こどもの興味関心を促進させるのは、なかなか難しい。
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