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良くなってきているからこそ、不安になってしまう

思ったよりも、順調だ。

13日の土曜日から、IgA血管炎の治療にステロイドという薬を使い始めた。強い薬であることから、副作用が出ることを考慮して2週間の短期での服薬になった。明日でちょうどその2週間が経つ。

薬の効果は、明確に出た。
飲み始めて1週間以内で、いったん体中に出ていた全ての紫斑が消えてなくなった。これにはとても驚いた。「早く使えば良かった」とさえ思った。この4ヶ月間で、紫斑が出ては引きの一進一退を繰り返す状態を我慢していたのがバカらしく思えるくらいだった。その後、一度再燃しかけたがそこまで悪くはならずに済んでいる。ちなみに、今のところ目立った副作用は出ていない。

今日は、お試しで朝から出勤しておよそ6時間を会社で過ごした。
というのも、家で動かない状態の中で紫斑が消えても、あまり意味がないと思ったからだ。
自分の中で「ジッとしているのが一番」と決めてしまうと、行動の選択肢がドンドン減っていってしまう。
「こう動いたら紫斑が出た」という経験を積み上げていくと、いずれ外出することが怖くなりそうだった。どちらかというと「こう動いたけど、大丈夫だった」という経験を積み上げたい。

2週間前までなら、会社を出る頃にはポツポツと赤い紫斑が出始めて、家に帰ってからは「あらら…」とテンションが下がるくらいの状態になっていた。ただ今日は、家に帰っても紫斑が出なかった。これは心の中でガッツポーズするくらい嬉しい出来事だった。あくまでも、これまで通りの生活ができて働けて。それでも紫斑が出なかった時に初めて「良くなった」と言える気がした。

よし、このまま治ってくれ。

そう思う一方で、一抹の不安がよぎる。

薬を明日で飲み終えてしまう。そうなったら、病状も2週間前の状態に戻ったりしないだろうか。

この4ヶ月間を思い返すと、しんどいばっかりだった。同じ轍を踏むようなことはしたくない。
明日から世間はGWに入る。僕は暦通りの休み。決して派手に遊ぶようなことはしないが、部屋でずっと寝ておくのも違う気がする。適度に休んで、適度に外に出て。週明けの30日には改めて病院を受診する。

去年の12月下司に症状が出始めてちょうど4ヶ月。長い闘病生活に、そろそろ終止符を打ちたい。

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