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価値観2分類「他人軸タイプ」

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

前回までで、考え方2分類について、色々な例を出しながらお話してきました。
続いて価値観2分類のお話をしたいと思います。
これを知ると考え方2分類と合わせて、自分が本当にどういうタイプなのかというのがわかってきますよ。

今日はこの価値観2分類の中のひとつ「他人軸タイプ」のお話をしてきたいと思います。


価値観2分類「他人軸タイプ」って?

私の時間管理講座でもそうなのですが「時間がない」と特に感じている方は大体この「他人軸タイプ」になります。

どういうタイプかと言うと
「相手が好きなこと」を基準にして物事を進めることを幸せだと思うタイプ

相手が好きなこと、まず相手の意見を必ず最初に聞くんですね。
分かりやすい1つの例としては、家族で外食に行った時。
みんなでメニューを見てそれぞれが好きなメニューを選ぶと思うのですが、「他人軸タイプ」さんは、まずみんなの意見を聞いて、そこから考える傾向にあります。

何かを決める時に「自分はこう」という意見を出すのではなく、みんなの意見を聞いて調和して、最後に決める
相手が喜んでくれるものであったら率先してそちらを選びたいというのがこのタイプです。

もしかして自分は他人軸かな…と思う方は振り返ってみてください。
パパのためだったりお子さんのため、お友達とかまわり(PTA とかもそうなんですけど)皆さんの要望聞かなきゃ!と振り回されていませんか?


「他人軸タイプ」さんの悩み

「他人軸タイプ」さんはすごく優しいタイプに見えるんですが、悩みもたくさん持っています。

何かを決める時に、相手や周りの考えを聞いてからじゃないと、自分の決断に納得できないんですね。それで、まわりに振り回されてしまう傾向が多々あります。まわりの人は嬉しいけれど、他人軸タイプさんはそうやって自分で自分の首をどんどん絞めてしまう。


また「他人軸タイプ」さんは「やり過ぎている」ことが多いです。

考え方2分類の「ゴール追求型」さんも、やらなければいけないことがたくさんありましたが、それは自分の「目標」に向かってやらなきゃいけないこと。
価値観2分類の「他人軸タイプ」さんは、同じやらなければいけないことでも、相手のためにしなきゃいけない事。それがどんどん出てきます。

周りがこうしよう、ああしよう、と言ったことには基本的に従ってしまうので、どんどん予定が入ってきてしまう。そして、なかなか断れない。

いくら他人のことを基準にしたら幸せになるという他人軸さんでも、それで120%満足してるかといったらそうではなくて。
次々やることに追われているので、やはり、それなりに自分の好きなことを増やしていかないと辛くなってしまいます。


他人軸タイプさんが疲弊しないためには?

何か常に追われてるなぁ、と感じている方がいたらこの「他人軸タイプ」さんが多いです。私の講座生さんでも「他人軸タイプ」さんが一番時間に追われて疲れていますね。

こういう時に私は、
もう少し自分の中の基準をつくりましょう
とお話ししています。

お友達付き合いはここまでにする、とか、こういう連絡の時はこれで切る、とか、この人に対してはここまで、とか、家事もここまでしかしないとか。

家族の中でママが他人軸の場合、想像以上に尽くしてしまっているので
ママが疲弊しないために「ルール化」をおすすめしています。
何でもかんでも相手のためにしてあげないように「ここまではママがやる」「ここはパパの担当」などルールを作っていく。
特にお子さんには、結構何でもやってあげてしまうのがこの他人軸さんタイプなので、1、2歳くらいまでならまだわかりますが、3歳以降は自立を促すということでも、サポートはするけれど、見守ることをもっと意識するとママのやることが減っていくので、少し楽になったりします。


中には、何か常に追われてるなぁと感じながらも、本人がやりすぎていると気づいてないケースもあります。
まずは、自分がしてることを日頃から手帳や紙に書き出してあげると分かってきます。

私の時間管理講座では最初に時間割を作ってもらうのですが、ある1日をPickupして、その日やってきたことを全部書き出してもらうんです。
そうすると予想以上にたくさんのことをやっていることに気づきます。
さらにそこから、あ、これ、やらなくてもいいのにやってるな…ってことが分かってくるんですね。
基本的に「他人軸タイプ」さんは人のためにやってますので、どんどんそれを減らしていくと楽になってきますよ。



ということで今日は他人軸タイプのお話をさせてただきました。
次回はもう一つのタイプ「自分軸タイプ」についてお話してこうと思っています。


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