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考え方2分類「フレキシブル型」とは?

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

前回は考え方、思考の2分類「ゴール追求型」のお話をさせて頂きました。この考え方2分類というのは、物事の考え方、行動の仕方がタイプによって大幅に違います。
「ゴール追求型」さんは目標設定するのが好き、計画を立てるのが好き、というタイプでした。なので逆に目標がないものに対してはモヤモヤしてしまう、なんとなくできていない、達成できていない気がしてしまうというクセややりすぎてしまう、詰め込みすぎてしまう傾向がありましたね。
これと正反対のタイプが、今回お話する「フレキシブル型」になります。

「フレキシブル型」さんはどんな人?

「フレキシブル型」は、別名「状況対応型」とも言われます。
基本的に頭では考えず、気分や感情が響いたもので動くことが好きな思考タイプです。予測をしないので、「やってみないと分からない」が口ぐせです。

「ゴール追求型」さんの場合は目標を決めたら逆算して計画を立てることである程度先まで予測をするのですが、「フレキシブル型」さんは「やってみて自分がどう思ったか、どう感じたか」ということを重要視して物事を決めていく性格です。

そのため状況対応のスペシャリスト。何か起きた時の対応能力が高いです。計画を立てることは嫌いなんですが、予期せぬことが発生した時がとても得意なんです。
「ゴール追求型」さんは計画が得意で綿密に色々決めるので、逆にアクシデントが起きた時にフリーズしてしまったり、対応できるけれどもイライラしてしまいます。でも「フレキシブル型」さんは、アクシデントが起きても全く苦でも嫌でもなく、自然と、なんなら笑顔で乗り越えてしまうのです。
これが「フレキシブル型」さんのすごいところです。

「フレキシブル型」さんの思考グセ

しかし「ゴール追求型」さんがアクシデントに弱かったり、予定を詰め込みすぎるというクセに注意しなければならないように、「フレキシブル型」さんにも弱点、クセがあります。

「フレキシブル型」さんは、計画が大嫌いです。なぜ嫌いかと言うと、計画に縛られている感覚が強いからです。
ただ計画を立てたいという話をしただけでも、「え、なんでしなきゃいけないんですか?」「やってみなきゃ分からないじゃないですか」ということをよく口にしたり、イライラします。
やってみてから変えればいいですよね?と。確かに臨機応変さはピカイチなので、変えられちゃうんですよね。変えられてしまうからこそ、計画を立てる意味がないよね、という思考が「フレキシブル型」なのです。

なので手帳を使うことが苦手な方が多いです。いまは可愛い手帳とかも多いので、素敵だな~って、みんなやっているし私も~っと、気分が上がると使おうとはするものの、やはり長くは続かず、ぐちゃぐちゃになります。
なぜこうなってしまうかと言うと、気分屋さんなので決められた行動、ルーチンワークというのがそんなにないんです。
組織の中で決められたものはきちんとやれるんです。ですが自分の中だけで完結する行動、たとえば家事もそうですが、昨日は気分が乗ったから朝やったけど、今日は気分が乗らないから午後、なんならやらない・・というように決めないで動くので、常に臨機応変に過ごさなくてはなりません。

確かに臨機応変さは抜群なのですが、ルーチンワークを作っていないので実は非効率なことが多いです。本人だけでも非効率なのに、他人と関わると周りの人も巻き込まれ、振り回されてしまうということが起きてきます。
なのでママが「フレキシブル型」で、パパが「ゴール追求型」のおうちでは、パパが疲弊したり、周りの家族が疲弊したりしていますね。

少し整えるだけで劇的に楽になる

ですから「フレキシブル型」さんは、非効率を少しでも効率化してあげるというのがポイントです。自分がどうゆうふうに動いているかというのを、一度何かに書き出したりして見える化します。そうして俯瞰して見てみると、気分によって行動していて統一性がないということが分かります。
そこを少しでも整えてあげると良いのですが、あまりにも整えすぎると窮屈になってしまうのが「フレキシブル型」です。なのでできる範囲で、最低限ここだけは決めて動くとか、ちょっと整えるだけで劇的に楽になります。

また、違うタイプの「ゴール追求型」さんが話しかける時には、この思考の違いによって会話のずれが生じてきてしまうので、注意が必要です。そのかわりにアクシデント対応は素晴らしいので、頼れる部分もありますよね。
私は「ゴール追求型」なのですが、アクシデントが起こった時の「フレキシブル型」さんのその臨機応変な対応力は、見ていて本当に尊敬に値すると思っています。

なのでどっちのタイプが良い・悪いではなく、お互いに長所があって、少しクセがある部分がある、そこはお互いに補い合えるということを知って頂きたいのです。片方だけでも不足していて、両方のいいところを持ち寄るととても素晴らしくなるというお話をしています。

天真爛漫、計画通りいかなくてもOK

前回「ゴール追求型」の説明の際に、旅行シーンの例を出しました。
「フレキシブル型」さんは、旅行へ行くときに事前に計画を立てても嫌ではないけれど、その時点の気分で「〇〇に行きたいな~」程度にしか決めません。
「ゴール追求型」さんは、行きたいだとか気分が上がるというよりも目的が大事。すべての観光地をまわりたいとか、ここは必ずみんなに見せてあげたいとか、心に響くよりもやらなきゃいけないという使命で動く場合が多いですね。
でも「フレキシブル型」さんは基本的に自分が何をしたいか、なので計画も感覚でやります。一番顕著なのが、行ってから計画が変わりやすいのも「フレキシブル型」さんの特徴です。
現地に行って、その時の気分で予定変更したり、なんなら無計画、弾丸で行ってその時やりたいと思ったことをしたがったりします。
「ゴール追求型」さんだと、たとえ「あっちの方が良かったかも」と思ったとしても、基本的には計画通りに進めて、よっぽど「やっぱり自分はこっちの方が良かったな」と気分が変わったものはなんとか計画の中にねじ込みます。
「フレキシブル型」さんは、計画は全部変えてもOK。天真爛漫で、ずっと子どもの心を持ったような明るい人が多く、組織の中にいるとキラキラ輝いたりしています。

ここまでお話してきましたが、「ゴール追求型」と「フレキシブル型」は本当に真反対。ここまで性質に違いがあるんですね。

さてあなたはどちらのタイプでしょうか?
次回は、さらに両者のタイプの事例をお話して、より自分がどちらのタイプなのか分かりやすくなるようなお話を、日常生活や旅行シーンなどを用いて詳しく解説していきたいと思います。

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