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子育てのない人生を考える

数日前に4ヶ月ぶりの胚盤胞移植を行い
現在、判定待ちです。今回で3回目の移植です。

2回目までの移植のときは、判定日までの期間、
治療、判定日のことが脳内の100%を占めていましたが
今回50%くらいで過ごせていることに気付きました。

この4ヶ月治療がストップしていて(検査はしましたが)
先のことを色々考える中で、子育てのない人生も
受け入れられるようになったからだと思います。

結婚したときから、自分は子を産み子育てをするものだと
思い込んでいました。でも、どんな人生にしたいかを
考えるようになって、私は子育てだけじゃなく、
まだまだ行きたい場所、見たい景色、着たい洋服、
やりたいこと、学びたいこと、経験したいこと
などがたくさんあることに気付きました。

子育てをしている人にしか見られない景色もあるけど
子育てのない人生でしか見られない景色もある。
その景色もきっと綺麗で、素晴らしくて、
誇らしいものだと思う。それもまた人生だな、と。

以前より少し柔軟に考えられるようになりました。
子どもが欲しくなくなったわけじゃないです。
もちろん子どもは欲しいし、会ってみたいです。
だから不妊治療がんばってるし、
結果に一喜一憂するのはこれからも変わらないと思う。
でも少し考えの幅を広げると、少し楽になりました。

今放送されているテレビドラマ「PICU」の中で
こんなセリフがありました。

「やれることは全てやったからです。ちゃんと諦めがつけば看取る覚悟ができるんだと思う」

これは終末ケアを選択した患者のご家族について
話したセリフでしたが、とても心に残りました。

不妊治療を全力で頑張って頑張ってやり切った先に
もしも子育てのない人生が待っていたとしても、
やれることは全てやったと思えるだろうし、
その先の人生に覚悟が持てるんだと思う。

「授かれないかもしれない」ことがあれだけ怖かったのに
「授かれないかもしれない、それもまた人生」
と思えるよう背中を押してくれた一言でもありました。

・・・と、語りましたが(笑)
とにかく今の私は目の前のことを全力でやるのみ!
今はお腹の卵ちゃんを信じて薬を忘れないこと。
身体を冷やさないこと。判定日を待ちます。

読んでくださりありがとうございました🌳♡

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