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【妊活記録#1】幕開け

私たち夫婦が初めて不妊治療専門クリニックを
訪れたのは今からちょうど約1年前。

コロナウイルスの影響で延期していた結婚式を
2021年6月に無事に終えて2ヶ月ほど経った頃だった。
結婚式も終わったので本腰をあげて妊活を始めていた。

もともと私たちは「子ども欲しいね」とよく話していて
二人で子どもの名前を考えたり、
こんなことさせてあげたいね、などと会話していた。
だから早く欲しい、どうしても欲しいと思っていた。

私は、もともと生理周期も安定していたし
生理痛はあるもののすごく酷いというわけでもなかったし
年に一度の婦人科検診では異常はなく。
それだけの理由と、まだ28歳だしという謎の自信で、
私は不妊ではないだろうとあまり心配はしていなかったし 
周りのみんながしているように当たり前に
妊娠して出産するのだろうと思っていた。

まだ妊活を始めて3ヶ月くらいだった私たちが
クリニックを訪れることになったきっかけは
周囲からのアドバイスだった。

ある日、妊活をしていることを
当時妊娠中だった友人に話していると、
その友人は妊活を初めてすぐ婦人科に検査に
行ったと教えてくれた。その子は、
「特に問題はなかったけど、子宮が少し小さいと言われて出された薬を飲み切ったら妊娠した」
と言っていた。そして、
「何もなくても安心材料になるし、健康診断みたいな感覚で検査してみるといいと思う」
と助言してくれた。

その話を聞いて、早く子どもが欲しいと思っていた
私はすぐにでも検査しに行きたい!と思った。
検査して、もし何か不妊原因が見つかっても薬も飲めばそんな簡単に妊娠できるのか〜。なんて安易に考えていた。

また、通っていたマッサージ店のお姉さんからも、
すぐにでも欲しいならすぐに病院に行くべきと
背中を押され(?)、有名なクリニックまで教えていただき
私の中で早くクリニックに行きたい!という
気持ちがどんどん高まった。
ちょうど少し前に親友に子どもが産まれて、
余計にボルテージが上がっていたように思う。

問題は、夫にどう切り出そうかということだった。
夫も自分達の子どもを望んでくれているのは分かっていたのだけど、
まだ避妊をやめて数ヶ月で行くのは早いんじゃない?
と言われるのではないかとか、
検査するって言ったら嫌がるかな?とか
焦ってると思われるかな?などとぐるぐる考えた。
もし反対されたらなんて言って説得しよう、、

でも悩んでいる時間もない!
私だって一日一日歳をとっていくし、
クリニックの予約もそんなにすぐ取れるかも分からないし、
もし何かあって治療しないといけなくなったら早いに越したことはない。
やっぱりあれこれ悩む前にすぐにに相談しよう!
そう決意した日の夜、夫に相談をした。

すると、なんともアッサリ快諾してくれた。
あんなに気を揉んでいたのが馬鹿らしいほどに。
私の、すぐにでも欲しいという気持ちを尊重してくれ、
もし何か見つかって治療が必要になったら
年齢的にも早い方がいいだろうと言ってくれた。
この時、私は夫と結婚して良かったと改めて感じた。
ここで夫婦の意見が食い違わなくて良かった、、と。

こうして私たちは2021年8月のお盆休みに二人で
不妊治療専門クリニックの初診へと向かった。
これが私たち夫婦の不妊治療物語の幕開けとなる、、、

この時はまだ期待だけが心に満ちていて、
この先に多くの壁が待ち受けていると思ってもいなかった。

#妊活 #妊活記録 #不妊治療 #記録

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