過酷な労働環境で働いている。

今、雇用保険がかかっていないアルバイトをしている。
雇い主の人から「将来はうちで働いてみることも考えていいよ」と言ってくれてるが、働いてる現場は過酷で常に結果と時間に追われているし、アルバイトの身分なのに夜遅くまで働いたこともあった。帰り道に「俺、バイトの身分なのに正規社員の扱いのような感じじゃん、これ」って思いながら帰路に着いたこともあった。
人をまるで道具のような扱いを受ける感覚になる。そう、17年間こき使われて働き続けてきた前の工場のような感覚。それに瓜二つなんよね。そっくり。
作業内容は依頼主のお宅に行って家具の搬出や、家財の仕分け、掃除といったもの。
作業に手間取っていると「時間かけんな」「早くしろ」などと罵声のような言葉が雇い主の口から発せられる。
まるで工場にいた時と変わらない。ただ単に人と作業している場所が変わっただけじゃないかよ、これ。そう思うようになった。
他の作業者の悪口も聞かされる。「あいつは使えない」とか「あいつはいなくてもいい」とか。
聞かされるたびに「この人は人を物のように見てる人なんだな」って思うようになったし、自分を絶対の基準にして見る人なんだなって思うようになった。でも、やっていくうちに考え方の違いと、現場での罵りに嫌気がさした。

そもそも、今のこのバイトは社協の人の紹介で就いたんだが、よく考えてみた結果、人に頼る生き方は危険なんだなってこと。全然何の勉強もしないで行くことの結果がこれだった。「生活困窮者」という言葉が孕んでいるように、没落していった人たちが最後のセーフティーネットとして社協に行くんだから、そりゃ当たり前だよな。

まあ、俺は今月で今のこのバイトを辞めるつもりでいる。