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サスペンス&ハートウォーミング『椿の花咲く頃』

★★★★★星5つ
妹におすすめしてもらって見た『椿の花咲く頃』。すごくよかったです。

ある架空の海辺の町<オンサン>に暮らす30代のシングルマザー、ドンベク。そんなドンベクに、カン・ハヌル演じる警察官のヨンシクがひと目ぼれ。愛情たっぷりに育てられた彼は、超ポジティブ思考で愚直ともいえるほどに思い立ったら一直線、誠実で情に厚く、何度フラれてもドンベクに想いを伝えることをやめない。

そんな2人の可愛らしいほどの素直なラブストーリーに、オンサンの地主だが小心者のギュテ(オ・ジョンセ)や、その妻でソウル大卒の離婚弁護士ジャヨン(ヨム・ヘラン)、ピルグの父親で有名野球選手のジョンリョル(キム・ジソク)、その妻でインフルエンサー気取りのジェシカ(チ・イス)、「カメリア」のアルバイト店員ヒャンミ(ソン・ダムビ)らが関わり、さらに、ドンベクをかつて捨てた母ジョンスク(イ・ジョンウン)までも約30年ぶりに娘の前に現れ、それぞれの物語を織りなしていく。

加えてストーリーのフックとなるのが、“ジョーカー”と呼ばれる謎の連続猟奇殺人犯の存在。5年間沈黙してきた“ジョーカー”が再び動き始めた兆候を見つけたヨンシクは、事件の被害者であり唯一の目撃者でもあったドンベクのことがいっそう心配になる。毎日身を粉にして働き、自分の店を守りながらピルグを育てるドンベクの日常を、徐々に脅かしていくジョーカー。ヨンシクたち警察が捜査を進める中、やがてジョーカーはドンベクの身近にいる人物であることが分かってくる…。

シネマ・カフェより

ラブコメの女王、コン・ヒョジンと、『ミセン』のチャン・ベッキ役がよかったカン・ハヌルのラブストーリー。
それにサスペンスの要素も加わって、とてもスリリング。
でも後半は、親子の愛情、人と人とのつながりなど、怒涛のハートウォーミングな展開に、涙が止まりませんでした。

最初、はっきりしない態度のドンベクにちょっとイラッとしてしまったけど、だんだん強くなって、ちゃんと自分を主張するようになっていったところもうまいなあと思いました。

ヨンシク、めっちゃいい人やん。

息子ピルグ役の男の子もかわいかった。名子役。

“韓国のゴールデン・グローブ賞”とも呼ばれる百想芸術大賞で、TV部門の最高賞・大賞を受賞したというのも納得の素晴らしいドラマでした。

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