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2PMジュノの魅力を知った『ただ愛する仲』

★★★★★星5つ 

「演技ドル」のパイオニアとも言われる2PMジュノの初主演作。ジュノのドラマを初めて見ましたが、すごく良かったです。トラウマを抱えながらも1人で生きる青年が徐々に心を開いていく様子を好演していました。

12年前に発生したショッピングモールでの事故で、奇跡的に救出され生き残ったガンドゥ(ジュノ)とムンス(ウォン・ジナ)。事故で夢と家族を失ったガンドゥは、頼れる人もおらず、これまでただ苦痛に耐える毎日を生きてきた。
一方、ムンスは事故で妹が犠牲になり1人生き残ったという罪悪感と、妹の分まで生きなければいけないという重圧に苦しみながらもその痛みをひたすら隠しながら懸命に生きていた。ある日、それぞれの人生を歩んでいた2人が偶然にも再び出会い、惹かれ合い、そして心の傷を癒し合っていく。

BS朝日より

主役の2人がとてもいい!

偶然出会った2人が、実は同じショッピングモール崩落事故の現場にいた被害者だった。どちらも大事な家族を事故で亡くし、自分のせいで人が亡くなったという心の傷を抱えて生きています。

誰にも頼ろうとしないで、本音を言わない。日雇いの土木作業員をしながら妹が医者になるための学費を稼ぐ毎日。でも、本当はすごく心の優しいガンドゥ。

そんなガンドゥを優しく見守る年上の女性たちも温かかったです。

ムンスも、ショッピングセンターの崩落事故で妹が亡くなってしまった。自分も同じ場所にいたのに、その時には一緒にいてあげられなかったから。亡くなったのが自分だったらよかったのに、という心の傷を抱えつつ、アルコール依存症の母を支えながら家業の銭湯を手伝って。

そんな2人が徐々に心を開いて、お互いを助け、癒していく姿を見事に演じていました。

CREAより

実際に起きたデパート崩落事故に着想を得たそうで、「48人死亡」と数字で表されると現実感が薄れますが、その一人ひとりに名前があって、人生があって家族があるということ。

そして、生き残った人たちも大きな傷を抱えて生きている、ということ。生き残ってしまった罪悪感を感じてしまう人たちへのケアを忘れてはいけない。

そんなメッセージを感じました。

しかしジュノはほんとかっこいい。除隊後初主演ドラマ『袖先赤いクットン』も気になります!

MBC HPより
MBC HPより

ヒロインは『花遊記』のプジャなんですね。

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