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やすむ、あそぶ、はたらく

2019年12月27日 15:27
2019年が終わる。年の瀬ですね、よいお年を。そんな言葉があちこちで聞こえる。1年が終わるという実感は湧かないまま、毎日は流れていく。甘ったるいホットチョコレートを頼んだことを後悔しながら、おろしたての赤いワンピースを着て、新宿のカフェで人を待っている。これから、下北沢で舞台を見に行く。今日は朝から美容室に行って、髪に色を入れてお気に入りのブランドのニットとワンピースを買った。しあわせ。

2019年、転職して1年とちょっと。やるしかないという決意、いい意味での諦め、見えないものがほんの少しだけ見えた気がして、またすぐに見えなくなることの繰り返し。予想もしなかったスピードで環境も人も変わった。新しく出会えて仲良くなった人、もっと知りたいと思う人、なんとなく距離があいてしまった人。心地よい距離感を探しながら、大事な人のことを大事にしたい。
大きな変化は、11月から2つのチームに所属し始めたことかもしれない。ほぼ日の実店舗である「ほぼ日曜日」と「ほぼ日カルチャん」でWワークに挑戦している。復活した渋谷PARCOの店頭に立ってお客さんと会話が生まれるのが楽しい。サイボウズ式第2編集部のメンバーになり、kintoneでの会話やオフラインでのやりとりに救われている。
所属する場所がひとつだと、私はだめになってしまう。大人になるってことは、たぶん依存先を増やすこと。自律に近付くことができるのは、いくつかの依存先をもつことなのかもしれないと、感じている。

好きな人とも、ちゃんと出会ってから1年が経とうとしている。ゆらゆら、波はあるけれど、そばにいたいと思う気持ちは変わらない。ばかみたいにふざけて笑っていられれば、ぜんぶ大丈夫だって思える。日常がしあわせで特別に感じられることは、私にとってものすごく大きな価値だ。飽きるまでそばにいられたら。ゆらゆら揺れてもいい、毎日100%じゃなくたっていい。それでも、一緒に過ごしたい。不思議だ、彼も変わったし、私も変わったと思う。人は、自分の意志で、変わることができる。望めば、想像すれば、手を伸ばせば、叶えることができる。それが体感できたことは収穫だった。

2020年は「やすむ」「あそぶ」「はたらく」を真剣に考えたい。予定を詰め込み過ぎて余裕がなくなるのも、目的地に向かって走っているのも、自分で選んだ結果だ。どういう自分でいたい?って考えて、選びとっていきたい。やらないことも決める。豊かに生きる、ってどういうことなのだろう。人がたくさんいなくなってしまったさみしさを抱えて消化しきれずにいる。それでも今はいいと思っている。自分で選んで決めたという実感と引き受ける覚悟だけをどうにか微かにでも持ち続けていたい、な。

#毎日 #なんでもないこと #今年の振り返り

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