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自分を表現するって難しい

自分を自由に表現するってたくさんの方法があると思う。絵を描くとか、映画を作るとか、ファッションとか、髪色、髪型とか、それこそ文章を書くとか。だけど自分を表現するには、自分の色を出そうとするには、少なくとも感受性が豊かでないといけないと思う。そしてこんなにもたくさんの方法で表現できるのに、何故かみんなやろうとしない。やっぱり周りの目が気になるから。どう思われてるか気にし過ぎだから、普通になろうとしているから。
私は今まで自分を表現することが苦手な、淡白な人間だった。
しかし大学に入ってから、留学をしてから、喜怒哀楽の表現が少し上手になったり、感受性が徐々に豊かになったり自分を少しづつ表現出来るようになってきた。
こっちの人は自分の気持ちをストレートに伝えるし、アートが日本よりも身近にあって好きな人が多いし、自分の人生を生きている人が多い。そんな人々に私はいつも刺激を受けている。
「あぁ、普通になろうとしなくていいんだ。みんなと同じじゃなくてもいいんだ。」

今日、とあるイベントに参加してきた。ドイツのベルリンで開催され、同じヨーロッパに留学している日本人学生主催のイベント。アートが盛んなベルリンで、日本や世界にもっと「若者の自由な表現の場」を創るために開催されたものである。ここでは色々なアーティストの作品を見ることができた。その表現方法は様々で、写真、映画、アルコールアート、パフォーマンス、ダンス、インスタレーション、アニメーション、CGアニメーション、16mmフィルムなどであった。
それぞれが自分の好きな方法で自由に表現していて、すごく刺激を受けた。自分を表現するってすごく難しい。だけど自由にできるからこそ、自分の思うままに気の済むまで作品づくりに向き合うことが出来る。そしてすごく楽しい。アーティストの皆さんがすごく活き活きしていて、自分の作品に誇りを持っていた顔つきは今でも忘れられない。
傍から見ると何を表現しているのか、どんなメッセージが込められているかわからない作品もある。でも今回の展覧会は、アーティストさんと直接話す機会があり、何を表現しているのかどういうメッセージがあるのかを隅々まで聞くことが出来た。話を聞いて初めて理解出来る部分もあり、自分の見方と違うこともあった。やはり作者から話を聞く機会というのは貴重であると同時に、重要な役割を担っていると感じた。
私も何か作ってみたい、自分を表現してみたい!そう思わせてくれる素敵な展覧会だった。

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