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自分ってもしかして

「自分ってもしかして軽いAPDなのかもしれない。」

今日ネットを見ていて、APDという言葉があるのを知った。
APDとは、聴覚情報処理障害のことで、聴力は正常でも雑音の多い場所では必要な音や話を選び取れず、理解できなくなってしまうという症状がある。


いつの頃からか周囲の雑音や会話が同時に耳に入ってきて、たまに会話が聞き取れないことに気付いた。聞こえているんだけど、全集中しないと聞き取れない。全集中していても、時々他の会話が耳に入ってきてしまい、脳内がうるさい。そして全集中してるが故に、短時間で集中力が切れてしまう。
聞こえなかった部分は適当に相槌をうったり、聞き流したりしていてやり過ごしていた。

「なんか周りの音とか会話が一緒に耳に入ってきてたまに聞き取れなくなるんだよね。」
友達にこの話をしてみても、共感する人は誰一人としていなかった。
こんなことにそこまで深刻ではないが、少しばかり悩んできた。

そんな時にこのAPDという言葉を知った。記事を読み進めていくと、自分にも当てはまっていることが分かった。記事に書かれている人ほどの症状ではないが、似たようなことは経験したことがある。なるほど、こういうことだったのかと知って、落ち込むのではなく、どこか安心する自分がいた。

「私だけじゃなかったんだ」

この安心感が一番大きかった。

まだまだ世に知られていないAPDという言葉。
もしかしたらあなたの周りにもいるかもしれない。

幸い私の場合、この症状があるからと言って傷ついたことは覚えている限りない。(もしかしたら嫌なことを思い出さないように記憶から抹消している可能性も)

でもこの言葉を知らないだけで、相手をいつの間にか傷つけているかもしれない。

この話に限ったことではない。人はみんな何かしらの欠点があるはず。
大きな器と相手を思いやった行動を、そして相手を傷つけないための知識を持つことが大事だと思う。


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