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デリヘル辞めてオタクになるために色々やった話①

こんにちは、アイカワです。
並々ならぬ決意の元私が東方オタクになるまでを書いていきます


就活の前にオタクになろう

3か月ほど前にまあまあブラックなデリヘル(一年で50日しか休めず一日12時間労働)を辞めた私。

限界寸前のメンタルとフィジカルを休めながら貯金を食いつぶし、一日一回転職サイトを開いて何もせずに閉じる行為(素振りと呼んでいた)を繰り返す日々の中で私は「ある結論」に至ります。

「そうだ東方プロジェクトのオタクになろう」


「オタクになる前に職業人になるべきでは?」という疑問は当然ですがこれには理由があります。


残ったのはペテン師の話術と金


前述のデリヘルを退職して少しながら貯金もあったので
「ようやく地獄から解放されたし、やりたいことをやろう!」と込んで自由人生活を始めたのですが、残念ながら当時の私には「やりたいこと」が思いつきませんでした。

デリヘルで働いているうちにかつて好きだったゲームもライブも「自分には関係ない世界」にカテゴライズされるようになりました。

悲しかったのは「趣味をあきらめる」という感覚すらなかったこと


奴隷がスポーツカーに乗れないことを悔しいとすら思わないように趣味という最低限の要求ですら当時の私にはスポーツカーよりも遠く、スポーツカーよりも眩く、スポーツカーよりも持て余す物でした。
昔は自分も持っていたはずなのに。

「何かのオタクになろう」

この半分鬱の状態を脱却すべく私は好きな作り(オタク化)を始めました。
好きな物もやりたい事もない状態で仕事に従事したところでまた辞めるのが目に見えているからです。


「オタクはなろうと思ってなる物ではなく気づいたらなってる物」とは言いますがそれは最低限の熱量をコンテンツに向けられる人前提だと改めて痛感しました。
オタク化コンテンツで意識したのは

  • 金だけはあるから安く済ませようとしない

  • 生身の人間やVtuberは不意に折れる可能性があるからそれ単体を柱にしない

  • 他者とのかかわりが強制される物(チームゲームやチームスポーツ)は人間関係につかれるのでやらない

  • 味わい尽くすのにとてつもない時間がかかるコンテンツ

の四点。
この条件に当てはまる様々なコンテンツに触れました。
例を挙げると

  • ニードルフェルト(綿に針を刺して人形を成形する)→一週間やってみたがあっていなかった、針を刺すのは不思議な感覚で面白かった

  • muse dash(音ゲー)→今でも続いている。STGや格闘ゲームのコンボ練習と近いところがあり今後も細々と続けていく

  • けん玉→一週間ほどやってみたが合っていなかった。地球一周が出来るようになって嬉しかった。世界チャンピオンのゆーだまは本当にすごいのだと改めて実感

  • ルービックキューブ→何の根拠もなく「27歳になったんだからルービックキューブ6面くらい揃うだろ!」と挑戦し脱落。心や体の傷は時間が解決してくれることもあるがルービックキューブの能力は時間で解決できない

  • カップスタッキング(カップを高速で積み重ねてそのまま戻すまでの時間を競う競技)→面白かったが音速でカップを無くしてしまった。動画は今でも見る

  • カラオケ→あまり合っていなかった

  • プラモデル作り→手先が不器用なのとガンダム、ミリタリーへの興味が薄かった。3個完成させた。

  • デリヘルバトル(別の記事で紹介する)→余りにも不毛

  • 読書(古本屋でタイトルだけ見て気に入ったものを買う)→焦燥感に追われていたので合わない本を読み終えたときに徒労感を感じてしまい書き手にも失礼だと思いやめる。

  • スカッシュ(壁打ちテニスのようなもの)→めちゃくちゃ楽しいのだができる施設がかなり遠くて難しかった、次に引っ越すことがあればスカッシュができる場所の近くに住みたい。

等々、short動画を横になりながら眺める虚無時間を潰して無理やりにでも色々なことに触れました。

その結果決意します。
「東方のオタクに、俺はなる!」

理由としては

  • 原作が一人用

  • 二次創作も含めるとコンテンツの多さが半端じゃない

  • STGというジャンルが成長を実感しやすい

  • 浅いところは知っているためもっと深い部分を知りたくなった

辺りが大きく、本来なら東方に触れた結果オタクになるのではなくオタクになるために東方に触れることになるのでした。

つづく

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