『虎に翼』が終わってしまう。
それにしても、朝ドラを観て、自分ごととして涙を流す日が来ると思わなかった。私にとって朝ドラで描かれる物語は、いつもどこか遠くにあった。
『虎に翼』は、すべての差別に本気だと、誰かがツイートしていた。その意見には深く同意する。差別にはどんなものがあるのか、法がなぜ存在するのか、社会ではどんな問題が起こっているのか………。それらを半年間、毎日伝え続けてくれた。エンターテイメントの偉大さを感じながら、日々胸を躍らせた。
でも、「私のことは決して描かれることはないんだろうな……」