レインボープライドで思うこと

プライド月間とか、レインボープライドとか近年急速に浸透してきた言葉だけれども、私にはすごく遠く感じる。

私は多分というか普通に、マイノリティ側なんだけれども、私の中ですごく良いと思うものを持つ人が好きで、その人の性には興味がなくて、その結果男の人と付き合ったり女の人と付き合ったり、割合は半々ぐらいかもしれないけど、狙ってそうやった訳では無い。

確かに女の子と付き合ってる中で過ごしにくさというものは感じていたけれども、私の知り合いは皆私が付き合ってる人の性別に興味はなく、どんな惚気でも喧嘩内容でも自然に聞いてくれる。
そんな感じだったからか、特に困ったことは無かった。
でも一つだけ困ったことがある。
それは、同性では結婚も出産も出来ないことだ(出産は色んな手段があるけれども)
現在28歳で、友人や後輩は結婚し、2人目の子供がいるような年齢になってしまった。
私は家族に憧れがあり、自分の家族を作りたいと思っているし、自分と好きな人の子供が欲しいとも考えている。そんな私にとっては歳を重ねることは、カウントダウンのように感じてしまう。
あと何年で高齢出産だ…とか、相手がいないのに考えるとキリがなくなっている。

そんな時にレズビアンだったりノンケだったら楽なのになと思ってしまう。選択肢がないから突き進める私にとって選択肢があることは結構苦しい。
これに関しては色んな意見があると思う。
でも今の私にとってはそういう選択出来るということの、しがらみがすごく辛く感じることがある。

実際今気になっている人は男の人だけれども、もう会うことも無くなったし、2週間弱しか関わらなかったし、私の存在は秒で忘れてると思うから進展はないと思うんだけど😭それでも、好きな人が男の人でほっとした自分もいる。

とにかくこんなふうに、悩みつつも特に弊害のない人生(諦めが早いのかも)だから、表立って行動する人達はすごいと思う。
けど、マイノリティの存在の知名度が上がることで職場でもあの人女の子好きらしいよって感じで、人の噂話が流れてくる時があって、悪いものとして扱われることが、ものすごく怖くなる。

知って欲しい、理解して欲しい、そういう人たちがいる中で
そっとしといて欲しい、知らないで欲しいと思っている人もいる。
みんながみんなを理解して共生していくことは結構難しいと思う。
だから私はマジョリティに合わせた会話をして、ふわっと生きていきたい。
多分これからも職場ではマジョリティの振りをするんだと思う。
(まぁ自分の中でマジョリティでもマイノリティでもないと思ってるからこの表現は不適切かもしれない)
私は回避出来るところに突っ込んでいく勇気は、まだまだないなぁと思う。
そんなプライド月間でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?