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給料の3倍稼いで一人前

昔から「給料の3倍稼いで一人前」と言われます。
これは、自分の給料が仮に25万だとすると、自分の仕事で75万以上の利益を生む仕事をして、トントン ということ。
もちろん、業種によって、この基準は大きく変わるでしょう。

私が新卒で働きだした頃、この話を上司から聞かされ、自分の働きがどう稼ぎに影響するのかを学びました。

私がWEBデザイナーとして勤めはじめたのは、数人の小さい制作会社だったので、一人、もしくは2、3人で、一つの案件を担当することも多く、この案件、この作業がいくらになるかを常に教えてもらって、ひと月の作業量と利益バランスを把握しながら、自分の力不足をいつも認識しながら自分の価値とコスト意識を深めていきました。

ここで注意したいのは、3倍の「売上」ではなく「利益」であること。
サッカーで例えると、「売上」は得点で、「利益」は得点差です。
たくさんゴールを狙うことは、多く仕事をこなす”仕事量”に似ていますが、勝つためには、単に多く得点だけではなく、失点を最小限に抑える必要があります。れは、効率化の重要性を示しているように思います。
その失点を減らすのが”効率化”というイメージ。
どんなに多くのゴールを決めても、それを上回る失点があれば、結局は敗北(赤字)です。

ただ、スキルアップが必要なときは、どれだけゴールを増やすか、ゴールに貢献できるか、をひたすら考えながら、頑張っていました。
案件にかかわる人数が増えてきたり、自分の仕事量=得点 でなくなってきてから、効率化を意識しだした気がします。

そして、管理職になると、この考え方が直接適用できない場合もありますが、給料を上げるためには、自分が会社にどれだけ貢献できているかを考える基盤として役立ちます。

直接ゴールを決めること以外でも、どう勝ちに貢献できるだろうか。

会社で働き出した時は、できることも少なく、「会社に貢献できていないんじゃないか・・・」と「どれくらい頑張らないといけないのかわからない…」と不安になる人も多いかもしれません。
そんな時の目標として、自分の給料の3倍の利益を目標に、今、できることを増やすよう、まずは頑張ってみてはいかがでしょうか。

給料に見合う仕事ができているか?
もっと給料をあげるには・・・?

自分の価値は、得点だけでなく、勝ちにどれくらい貢献できているかという視点で、より前向きに自己評価できるのではないでしょうか。

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