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「正しさ」と「粋」のバランス
案件において、時々「正しさ」の一点突破で反応しているのを見かけることがある。
「それは無理です」「意味がわかりません」「あなたは間違っています」というような相手と対峙するコミュニケーションは、無粋だと思います。
正しくあろうとする「べき論」はプロとして必要だが、
それだけをぶん回して、相手を論破するのは野暮というものではないか。
相手を置き去りにして、効率の良さやあるべきかたちだけを追いかけている様は、プロが素人に対して、正論でマウントを取ろうとしているようにさえ見え、時に流れや気持ちを読まない正論は思考を停止させ、しらけさせるものです。
「正しさ」は大事だ。
ただ、案件がクライアントとの共創である以上、
相手の納得感についても大事にしたほうが良い。
良好な信頼関係は「この人に相談してよかったな。」という気持ちよさを感じるか。
まずは受け入れること。
そして、相手を尊重する、不安を汲み取る、状況を鑑みる。
ときには、一緒に悩む、感情に寄り添う。
そこに人情はあるか。
粋な対応で、技術ではなく、
人として心を掴む仕事をしていきたいものだ。
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