冷え切った静けさ

音楽が人に与える影響や力は身をもって理解している。それがどれだけの人に届くか救うかは把握しきれないが、今必要なものは？と考えた時、音楽は一番上には来ないことはわかる。音楽家は音楽を鳴らし続けてればいいという考え方も価値観も頷けるが、それは日頃の音楽との距離によって変わってくる。ストイックなまでに音に溺れて、埋もれて、奏でることを天命とし、そのチャンネルに感覚を合わせて世の中を見渡せば、人に対する考え方も、発言の内容も変わってくるだろう。でも、音楽家にも色々なタイプがいる。そんな自分が音楽家として感じることは、音楽はいつも通り、ただそこにあればいい、無理に励ます必要も、寄り添おうとする必要もない。そんな考え方を持った音楽家もここにいる