あの日に死んだ私へ
14歳だった私へ。
生きるのがくるしい少女たちへ。
5年前の今日、1度死んだ私へ。
19際の私です。こんばんは。
「人生とは、」とか、語れるほどまだ歳は取っていないし、綺麗には生きられていません。
ごめんね。残念です。
時間が経てば、歳をとれば、「大人になれると思ってた」あなたには、残酷な話です。
ただ、だらだらとあの日のあの夜から、
5年の月日が経ちました。
それはもう凄まじい速さで過ぎ去ったようでも、深く長い道のりだったようにも思います。
あれからもたくさんの人から愛と恨みを頂いて、そしてたくさんの現実とたくさんの夢に残酷と幸福を抱いて今日まで生きてきました。
最近はもう一度、死のうとしたところです。
今日が来ること自体が怖かったし、毎年7月を呪い続ける始末。なんとも、聞きたくない話でしょうけど。まだ、まだ耳を傾けてください。
あの日、未来の私が叫んだこと、覚えてます。
きっと、生きてたら、きっと生きてたら
素敵な未来が待ってるから!って。
こんなに幸せになれるから。って。
妄想、幻想、幻覚が、聞こえたと思う。
そう思い込んで、私、
あの日思い留まったのでしょう?
あの日の私の声は、誰だったんだろう。と、毎年思います。7月は病んじゃうから、大して幸せを叫べることも多くありません。ごめんね。
6年前の私の7月はこんな思いは無かったよね。素晴らしく豊かで優しくて、純粋な心がありました。
その私が死んだのが7月11日。
今の私の、2つ目の誕生日のような、
そんな気持ちでいます。
あの日死んだ筈の私が、まだ現世に留まっていること、悔しいですね。悲しいですね。
それでもきっと、今年も生き延びてしまいます。自ら断つのは怖いから。弱いから。そこはずっと変わらないから。でも5年も生きれたの、強いね、頑張ったね、良かったね、良くない?ごめんね。
私の全部を知ってるのは私だけだから、
あの日初めて素直になれたこと、知ってます。
ありがとう。
あの日に死んだ私へ。
貴方は生きてるよ、ありがとう。ごめんね。
2024/07/11 20:56
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