身近なことに感動していたい
こんにちは!井上愛です。
今日も今日とてアウトプットの練習です。
今回は、最近読んだ本を通して新たな視点を発見できたので、それを記録として書いておきます。
五木寛之さんの「大河の一滴」という本を読みました。
友達に薦められて手に取ったのですが、”世界一受けたい授業”でも紹介されていたらしく話題になっているそうです。
なんとか前向きに生きたいと思う。しかし、プラス思考はそう続かない。頑張ることにはもう疲れてしまった―。そういう人々へむけて、著者は静かに語ろうとする。「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」と。この一冊をひもとくことで、すべての読者の心に真の勇気と生きる希望がわいてくる感動の大ロングセラー、ついに文庫で登場。(内容紹介より)
書店でもランキングコーナーのところに置いてありました。ぜひ読んでみてください!
以下、個人の感想になります。
人生は苦しみと絶望の連続である
結論から言います。
内容紹介にもある通り、「人生は苦しみと絶望の連続である」という視点を持てたことが一番の学びでした。
この本では「あきらめることから始める」「ネガティブ思考から出発する」という考え方が根底にあります。
私たちは皆、地獄に生まれ落ちてくる。
人生とはおおむね苦しみの連続であるのだ。と。
しかし、その地獄の中で、思いがけない小さな歓びや希望に出会うこともある、その一瞬こそが極楽である、といいます。
本当のプラス思考とは、絶望の底の底で光を見た人間の全身での驚きである。
私はこの表現が好きになりました。
全身で驚くことってなかなかないよなぁと(笑)
小さいころから「プラス思考でいなさい」と育てられ、なんなら「自分の長所はポジティブなことだ」と思っていました。
けれど、これまでのプラス思考はここでいう「全身での驚き」とはニュアンスが違った気がします。
ポジティブっていうとたしかに良いイメージがあるかもしれないけれど、だからといって、ポジティブでいなければいけないということではない。ネガティブ思考から出発することで味わえる歓びもある。
私は「ポジティブじゃない自分はなんてダメなんだ」と思いがちだったので、「ネガティブ思考から出発する」という違う視点を持てたことはひとつ大きな学びとなりました。
自己肯定感が高かった頃の私へ
「あきらめることから始めよう」なんて、過去の私じゃ許さなかったんじゃないかなあ。
本は読むタイミングによって感想が変わるということが、本の好きなところのひとつなのですが、かつて「自己肯定感がばか高くて、自分が大好きだった頃の私」がこの本を読んでも、何も受け入れようとしなかったんじゃないかなあということをまさに感じました。
恐縮ではありますがちょっとだけ昔の話をすると、
勉強も運動もそこそこできて、学校では学級委員をやるような、自信に満ち溢れていた子供時代を過ごしてきました。
自分がいつでも一番で、自分がいつも正しかった。
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉がこれほど似合うことはなかったと思います(笑)
そんな私がこの本を読んだとしても、「あきらめることから始めるだなんて、なんて甘えたことを言ってるんだ!」と思ったのではないでしょうか。
「自己肯定感が高かった頃の私へ」
本なんてまったく読んでいなかったけれど、今では本に人生を動かされてることが結構あるよ~。信じないと思うけど。
また何年後かに同じ本を読んで、感想を比べるのを密かに楽しみにしています。
身近なことに感動していたい
最後に。
「ネガティブ思考から出発することで本当のプラス思考を得られる」という視点を学んでふむふむと分かった”つもり”になるのは勿体ないと思うので、これからの行動指針も記録しておきます。
「身近なことに感動すること」
これを意識してみようかなと思っています。
「毎日ワクワクするように!」とか「毎日を楽しみに!」とかっていうニュアンスだと疲れちゃって3日も持たなさそうなので(笑)、いつも通りの日常だけど少しだけアンテナを張ってみて、思いがけない歓びに気づく、身近なことに感動する、ということを意識してみたいと思いました。
今回のnoteは以上です。
文章のフィードバックや内容に関する意見をいただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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