11年前の記憶
鰻に続いて、今回も食べ物の話。
赤坂には、ランチなどの名店が沢山あるようで、
会社仲間のFacebookで「閉店を惜しむ記事」をよく見かけます。
その時初めて、そうか、こんなに愛されているお店があるのか…と知るのです。
赤坂で働くようになって11年。実は私、ほとんど赤坂でランチをしたことがないのです。
2014年からひるおびを担当するようになってからはご存知の通り。
それ以前も、ロケなどで「食べる」仕事が多く、なんだかゆっくりランチの時間を取る…ということがありませんでした。
そんな私にも、思い出の店が2軒。
入社して間もなく担当した朝ズバッ。
深夜2時に出社する私や仲間にとって、
ランチは夕食の時間帯。
当時、一番私を叱ってくれ、今も見守ってくれている先輩が連れて行ってくれた
鰻と、ステーキ丼のお店。
赤坂で名のある美味しさについては、もう言うまでもないけれど、社会人になりたての幼い私が感じた味の美しさは、今も鮮明に残る記憶。
大好きな鰻も、その店の鰻が一番好き。
…だけど、その一度きりしか訪れていないから、単なる初恋の思い出になっているのかもしれないな。
このステーキ丼も、
11年ぶりの再会。
ひるおびの仲間が「一週間お疲れ様」と届けてくれたお弁当。
このコロナ禍で外食しないからなのか、久しぶりのステーキ丼だからなのかは、私にはわかりませんが、
あの時以上に、とっても幸せでした。
それはきっと、赤坂で働く年月と共に、
大切な仲間が増えたから。
2回目に訪れる、その時は、私が可愛い後輩を連れて行くのでしょう。