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半導体製造の基礎の基礎 (5)

やあ、いらっしゃい。今回はクロサキナオたんの真似をして書いてみよう。

やっぱり『 #半導体製造の基礎の基礎 』という話題には、フレンドリーな感じが大切だよね。

だって半導体に興味のない人には、半導体の話は退屈かもしれないし、半導体に詳しい人は、基礎の基礎など読まないからね。

今回は『半導体界のアイドルたち』をピックアップ!

熱く、強く、透明で、そして驚くべき柔軟性を持つ半導体たちの魅力を簡単に紹介するよ。

① シリコンカーバイド(SiC): 高温、高電圧、高周波数と、まるでアクション映画のヒーローのようだね! この #半導体 は、電力デバイスや電気自動車のインバーターで大活躍しているんだ。

② ガリウムナイトライド(GaN): 高い熱伝導率と強い電子移動度が特徴で、LED照明やレーダーシステムで輝いているんだ。まさに、光り輝くスターだね。

③ インジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO): 透明性と高い電子移動度を兼ね備えて、高解像度ディスプレイや薄型テレビで、主役級のパフォーマンスを披露しているんだ!

④ ゲルマニウム(Ge): シリコンよりも高いキャリア移動度を持つこの素材は、光ファイバー通信や赤外線カメラで輝いているんだ。みんなも小学生の時にゲルマニウムラジオくらい作っているでしょう? ゲルマニウムダイオードが何だか解らないと、この続編の『ハードウェアの基礎の基礎』シリーズの説明ができないから、ちゃんと覚えておいてね。

⑤ ペロブスカイト: 吸光性と製造の容易さが魅力だね。次世代太陽電池やLEDでの活躍が期待されている。日経新聞を読むとペロブスカイトだけが、負けていると言いたげだけど、実際には、他の半導体も全部、日本は中国に負けているんだ。

⑥ 二硫化モリブデン(MoS2): 薄くて柔軟、かつ透明性を兼ね備えた新星といえるかな。柔軟な電子デバイスやセンサーでの使用が期待されているよ。

などなど、色々ある。

『メガネ萌え』と『白衣萌え』の複合萌え反応を示すアニメファンと同じで、半導体界にも様々な萌えが存在しているんだ。それで、アニメの基礎の『 #メイド萌え 』と『 #ツンデレ萌え 』に相当するのが、『 #シリコン半導体萌え 』と『 #有機半導体萌え 』だ!

なぜこれらが『半導体萌え』の基礎なのか、少し詳しく説明しよう。

シリコンと炭素は、周期表上で隣り合っているけど、どちらも4つの価電子を持ち、多くの異なる原子と結合できる能力を持っている。この類似性が、科学者や作家たちを萌えさせて、炭素ベースの生命の代わりにシリコンベースの生命体が存在するかもしれないと考えさせてきたんだ。

しかし、シリコン生命体はSF小説の中だけの存在なんだ。化学的、物理的、環境的な制約により、少なくとも地球上では、シリコンベースの生命体は実現不可能とされているんだ。

シリコン生命体を題材にしたSF作品は多いけど、その中でも特に有名なのを紹介しよう。

#アイザック・アシモフ の短編『もの言う石』(原題: "Silentium Universi")には、『 #シリコニー 』というシリコンベースの生命体が登場する。この短編はアシモフが1979年に発表したもので、シリコニーは銀河の中心部に住む #シリコンベース生命体 として描かれているんだ。
 
つづく…

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