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[海外インターンシップ体験談]自分に向き合い、挑戦する経験を。

こんにちは!アイセック・ジャパンです。

アイセックは、世界100以上の国と地域​に​支部を持ち​、​約30,000人の学生が所属する非営利組織です。

海外インターンシップやオンラインの国際交流イベントなどの運営と参加を通じて、平和で人々の可能性が最大限発揮された社会の実現を目指しています。

今回は、アイセック・ジャパンが運営する海外インターンシップに参加した、長谷川寧音さんにお話を伺いました。

【プロフィール】長谷川寧音さん、 大阪市立大学商学部4年。アイセック活動4年目。入会した年の夏に海外インターンシップに参加した。その後、アイセック大阪公立大学委員会の委員長を務め、現在は事務局で送り出し事業の海外関係担当を務める。

ーーまず最初に、インターンシップに参加しようと思ったきっかけを教えてください!
大学入学時から、将来は海外で働いたり、海外の人と協力するような仕事をしてみたいと考えていました。そこで、在学中に英語を使って活動する経験をしたいと考え、実践的な体験ができそうな海外インターンシップに参加することを決めました。

ーーインターンシップでの活動内容を教えてください。
インターンシップを受け入れてくれたのは、シンガポールでフードロス問題に取り組むNPO法人でした。

将来は海外でいろんな人と関わりながら働きたいと思い、多民族国家と言われるシンガポールに行くことを決めました。また、高校生の時に食品のフェアトレードについて学習した経験を生かせる活動ができる受け入れ先を選びました。

受け入れ先のNPOでは、現地の小学校でフェアトレードやフードロスに関するワークショップを開催していて、私はワークショップを手伝ってくれるボランティアの方に業務内容を伝える仕事をしていました。

インターンシップを始めたての頃は、毎回変わるボランティアの人に業務内容を英語で伝えることが難しく、苦労しました。
インターンシップ先のNPOの一員として、きっちり内容を伝えなければならない中で、日本語のように丁寧な言葉遣いをしようとして、言いたいことをなかなかまとめられませんでした。
日常会話程度の英語には自信がありましたが、実際に海外で試してみるとそのスピードに圧倒されました。

自分の弱さを突きつけられる経験

訪れたリトル・インディアの街並み

ーー印象的だったことはなんですか?
自分にとって異文化を受け入れることが思っていたよりも難しいと気づいたことです。

ある時、行ったことのない場所を訪れてみようと思い立ち、シンガポールのインド系住民の方々が多く暮らしているリトル・インディアを訪ねました。しかし、街を歩いているだけでも、慣れない雰囲気への緊張と不安で気分が優れなくなり、すぐに街を出てしまいました。

将来いろんな国や地域の人と関わりたいと思っていたはずなのに、異文化を受け入れられずにいる自分に衝撃を受けました。

ただ、自分の経験を踏まえた上でシンガポールの人たちが様々な文化となぜ共生することができているを考えると、それは「ただ受け入れるのが上手だから」というだけではないことに気づきました。

相手の文化を受け入れよう、馴染もうとばかりすると、結局一方的に合わせるだけになってしまい、深く理解することは難しいのだと思います。
異文化理解をしたいなら、受け入れた上で自分の文化と異なる部分と照らし合わせることも大事なのだと思います。

ーーインターンシップに参加したことで変わったことはありましたか?
自身の弱みを克服できたことが大きな変化でした。

アイセックの海外インターンシップでは、インターン生に担当マネージャーが付いて研修のサポートをしてくれる制度があり、必要な手続きや準備を手伝ってくれたり、インターンシップに参加する上での目標について共に深く考えてくれたりします。
自分以上に自分に寄り添ってくれたり、時には私の成長のために厳しいことも伝えてくれる、とてもありがたい存在でした。

担当マネージャーと幼少期からの人生を振り返ってみたときに、私には最後までやり切ったという経験が少ないことがわかり、この弱みをインターンシップ中に変えることを目標に設定しました。

しかし、実際に渡航してみると、やはり環境の変化を理由になかなか外に踏み出せず、インターン先の人とも最低限のコミュニケーションしかとっていませんでした。

そんな時、担当マネージャーに「このままじゃ何のためにシンガポールにまで来たのかわからなくなってしまう」と伝えられました。
当時の自分が一番避けていた部分を突きつけられたのです。

その言葉をなんとか受け止め、状況を改善するために受け入れ先の人や周りの人を頼ることにしました。

その結果、現地のインターン生と今でも連絡を取り合えるような仲になったり、先述のリトル・インディアを訪問してみたりするなど、充実した研修をやり遂げたと思える経験にすることができました。

渡航前に目標や自分の変えたいところをマネージャーと共に明確にしていたからこそ充実させることができたのだと思います。また、この研修をやり遂げたことが自信となり、帰国後も様々な機会に挑戦するようになりました。

得られる経験を最大にできるかは、自分次第。

ゴミ拾いをする長谷川さん

ーー帰国後の活動について教えてください。
自分が得られたような経験や、もっといい経験を多くの若者に届けたいという思いで、委員会における送り出し事業の統括になり、参加したからこそ見える課題の改善に取り組みました。

今年度は、新型コロナウイルスの流行により停止していた送り出し事業の再開に尽力するため、事務局で送り出し事業担当として活動しています。
ようやく再開したこの事業への期待を感じつつ、今後もよりよい経験えお届けるために改善できる点に取り組んでいければと思っています。

ーー最後に、読者の方に向けたコメントをお願いします!
もしこの記事を読んで、少しでも海外インターンに興味を持ってくださった方がいたなら、ぜひ説明会に参加してみて欲しいです。

また、インターンに参加することになれば、常に主体性を忘れずにいて欲しいです。インターンに参加することは、それ自体で大きな経験となりますが、その体験の効果を最大化できるかどうかは自分次第です。

自分に向き合い、挑戦する姿勢を保ち続けて欲しいと思っています。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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