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日記|2024年、晩夏の生活


2024.08.30(金)


朝いちばんで有楽町に行く。外は土砂降り。最近月末の朝は有楽町にいることが多い。既におれの中で有楽町は雨の街というイメージがついているので、このタイミングは天気が悪い確率が高いのかもしれない。駅前の洋菓子屋さんの前が朝からいい匂いがしてうれしかった。雨の日も少し嫌じゃなくなる気持ちがする。大黒天の宝くじ屋さんがいつも気になるけど用事を済ませて電車に乗る頃にはもう忘れている。

昼、最近会社に入ったデザイナーの人とごはん。ぎょうざがおいしいと評判の中華料理のお店に行ったけど、前日に酢豚の話をしたので酢豚が食べたくなり、注文した。新しく入ったデザイナーの人はすごく丁寧な喋り方をするし、きちんと目を見て話をする人で、きっと綺麗なおじぎをするんだろうな、と大ぶりにカットされた野菜を食みながら思った。

午後、企画書の構成を考える。そろそろ資料に起こさないとヤバい頃合いなのだけど、うまくまとまらずにいる。とりあえず紙にあれこれ書き出してみたらなんとなくまとまりそうだったので、来週から資料に起こそうと思う。

件のデザイナーの人がおれの走り書いたメモ書きを見て、いっぱい書いていてすごいですね、と声をかけてくれた。そこからお気に入りのボールペンVコーンの話をしだしてから、少し話し込んでしまった。華金時間に退勤。

夜、月末を乗り切ったのでネトフリを見ながらUberを食べるやつをやってもいいような気がしてきて、前々から気になっていた攻殻機動隊を見始めた。ごはんは個人店と思しきところのスタミナ定食を頼んだ。攻殻機動隊はイントロが良かった。アニメそのものはまだよく良し悪しが分からない。

頼んだご飯は豚肉を自家製のソースでいためたものだったのだが、何故かうっすらエビみたいな味がして嫌だった。エビを炒めたフライパンを洗わずに作ったんじゃないのか。たまにはこんなこともあるでしょうと諦めて寝ようと思ったんだけど、部屋を暗くしたら段々腹が立ってきた。なんでこんなに腹立たしいのかもよく分からないけど、とにかく腹が立ったので日記でも書こうと思って、書いている。


2024.08.31(土)


7時ごろ起床。雨が降ったり止んだりしている。月末のもろもろの支払いを済ませて新宿。最近の仕事で書き仕事が多くて摩耗してしまったのと、あとはもろもろ考え事をするためにペンを何本か買った。Vコーン。それから大塚に移動して本屋をぶらぶらする。特にピンとくるものがなく雑誌をしばらく立ち読みしてから帰る。

夜、ふとモノを書くことをもうちょっとちゃんとやってみようかなと思い、これからのnoteの運用方針について書き出すことにした。ふと、自分が書いたものを一度ちゃんと製本して、これまでお世話になった人に配ってみたらいいんじゃないかと思って簡単に計画を書き出してみた。

同時にいくつか本にまとめたい話のテーマ案を考えてみたけど、あまりしっくりくるものがなかったのでしばらく引き続き考えることにする。ここまで一年以上かけて書いた記事があるので、テーマが決まれば既存の記事でいくつか賄えそうな気がしている。今の感じであることないことないまぜにして書く感じのやつは続けながら、きちんと作品になるものも作る。たまには賞レースにも応募する。ざっくり方針(雑!)が決まったので寝る。


2024.09.01(日)


7時ごろ起床。雨。仕事用のリュックがひと夏経て、すっかり肩あてに汗がしみ込んでしまったような気がするのでしっかり洗うことにした。ウタマロ石鹸を買ってきて掃除。つやつやして喜んでいる気がする。外に干せない天気だったので空調にあてて乾燥させる。

一か月くらい前にZOZOで頼んだ服が届いた。すっかり頼んでいたことを忘れていた。嬉しくなったので先日たこ焼きに誘ってくれた人に報告する。似合いそうすぎるとコメント。マジで似合うんだな、これが。

午前中は家事をしながら日曜天国を聞いた。今回はしょうゆ回で、玄蕃蔵のプレゼントをやっていた。たしか去年のこの放送を聴いて玄蕃蔵のことを知ったんだった。それで今年はゴールデンウィークに玄蕃蔵をすでに注文している。来週の月曜日が重陽の節句で蔵出しになるので、来週中には届くんだろう。

自分用と誰かにあげる用に2本買ったけど、誰に贈るか決めないまま予約してしまったので、実家に送るか、いつも雑な話を聞いてくれるたこやきの女の子にあげるかどっちにしようか迷っている。でも適当に人にあげちゃうにはちょっと良いものすぎる気もする。うーん。

外に出ようかと思ったけど雨が降ったり止んだりなので、新宿野戦病院を一話だけ見てみたけどいまいちハマらなくてやめる。先週買った柴田聡子のエッセイを読み始めていたらいつの間にか昼寝をしてしまった。寝起きに見たTwitterで「昼寝は夏の季語」という豆知識を知る。

夜、雨が弱まったタイミングでスーパーに買い物に行く。ずっと天気が悪いせいか少し涼しかった。帰ってきてから菊池亜希子のpodcastを聴いた。中学1年生の時の中学3年生の先輩の会話を聞いているような気分になると同時に、なんとなくこれを聴き続けていれば同世代の女性がたに気後れせず対話できそうな気がしてきた。見当違いかもしれない。

小沢健二の武道館ライブの様子がSNSに出ていて、寝る前に天使たちのシーンを聴いたら不思議な安心感があった。ちょっとだけ泣いた。ここ最近はあんまりいいことがなくて、夏バテも相まって少し精神的に不調だったのが少しましになったような気がした。自分が思う以上に弱っていたのかもしれない。

夜風にあたればもうすぐこの嫌な季節も終わる気配がする。30歳の夏はこの3日間に起こったことと同様、ただ淡々と過ぎていった。こんな感じでいいのかという思いもないではないが、今のところは身の回りを整理整頓しながら企画を作ったりものを書いたりして過ごしつつ、もう少し涼しくなったらしばらく会っていない彼や彼女らに連絡を取ってみようかな、などと考えている。そんな感じです。

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