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営業マンのポロシャツはあり?なし? クールビズで失敗しない着こなし方

こんにちは!
アイドマ・ホールディングスです。

4月になり、どんどん暑い日が増えてきましたね。

ここ数年で、ビジネスファッションが大きく変化しています。
クールビズが定着し、ビジネスカジュアルと言われるラフなスタイルが多く見られるようになりました。

ネクタイを締めないスタイルはもちろんのこと、よりリラックス感のあるポロシャツの着用を認めている企業が増えています。

一方、カジュアルすぎて心配、という声が上がっています。

「だらしなく見られそう」
「取引先に失礼だと思われてしまう」
「ビジネス感が薄れる」

実際のところ、ポロシャツで出勤することに問題はないのでしょうか?

この記事では、ビジネスシーンで失敗しないための、ポロシャツの選び方、好感度の高い着こなし方をご紹介していきます。

ポロシャツで快適!新しいビジネスファッション

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温暖化で、夏の蒸し暑さは年々厳しくなっています。
特に外回りをする営業マンにとって、湿気の多い真夏にスーツを着ているのは、楽ではありません。

少しでも涼しく過ごしたい!
外回りの暑さから解放されたい!

そんな営業マンを助けてくれる救世主として登場したのが、涼しさと快適な着心地を与えてくれるポロシャツです。

中でも「ビズポロ」と呼ばれる新しいポロシャツへの人気は高まっています。
ぜひとも取り入れたいですよね!

暑い季節がやってくる前に、ビジネスに適した着こなし方やビズポロについて、おさえておきましょう。

 今さらだけど、クールビズって?

「クールビズ」と聞くと、どんな服装を想像しますか?
ノーネクタイ、ノージャケット、半袖ワイシャツといったところでしょうか。

そもそもクールビズは、地球温暖化や節電対策の一環としてはじまりました。
この取り組みでは、目安として、室温が28°になるよう推奨しています。

過度なエアコンの使用を控えて過ごすことで、温室効果ガスの排出量が抑えられます。
地球にも人にもやさしい、エコ活動です。

クールビズがはじまった頃は、見慣れない服装に抵抗感があり、ビジネスにふさわしくないと感じる人がいたようです。
しかし、時間をかけて少しずつ世間に浸透していき、現在では多くの企業が実施するようになりました。

 ポロシャツは推奨されている!

スーツを涼しく着るためには、ネクタイを外す、上着を脱ぐ、薄手のシャツを選ぶ、半袖シャツを着るなど、いくつか挙げられると思います。
もちろん、シャツをポロシャツに変えれば、格段に涼しさが向上します。

しかし、ポロシャツは、長い間カジュアルな洋服として認識されてきたアイテムです。
果たして、ビジネスファッションとして取り入れてもいいのでしょうか?

株式会社アイデムが行ったクールビズに関するアンケートでは、25%の人がポロシャツはNGだと答えています。
つまり、75%の人は許容しているということです。
おそらく、みなさんが想像していたよりも多いのではないでしょうか。

あまり知られていませんが、2012年にスーパークールビズという対策が打ち出され、ポロシャツが環境省によって推奨されました。
つまり、堂々と着ることができるお墨付きアイテムなのです。

しかし、ポロシャツが許されるかどうかは、会社によって異なるのが現状です。
不安な場合は、上司に確認したり、取引先にそれとなく聞いてみるなど、様子を見てから着るようにしましょう。

ポロシャツが認められても、忘れてはいけないのがジャケットの存在です。
営業で取引先を訪問する際、ポロシャツ姿では信頼性が損なわれてしまう可能性があります。必ずジャケットを羽織るようにしましょう。

外回り中は無理して着る必要はなく、持ち歩いていれば印象は良くなります。

暑い季節には、裏地のない薄手で通気性のよいサマージャケットがおすすめ。
一般的なジャケットよりも清涼感があり、見た目の印象も涼しげです。

より身軽になりたい場合は、あらかじめワイシャツやジャケットを会社に置いておくといいでしょう。

営業でお客様に会う時にだけ、ポロシャツからワイシャツへ着替えれば、たとえ外回りで汗をかいても、社内では気持ちよく過ごすことができます。また、通勤時にジャケットを着る必要がなくなります。

快適に過ごせるよう、柔軟に対応して、自分らしくカジュアル化を進めていきましょう。

株式会社アイデム「クールビズに関するミニアンケート」を参考

ビジネスでもいける!進化したポロシャツ

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「ビズポロ」というアイテムを聞いたことがありますか?
ビジネス向けに進化したポロシャツのことです。
ポロシャツの快適さがありながら、ワイシャツのようなきちんと感を持ち合わせています。

もともとポロシャツは、ゴルフやテニスなどのスポーツウエアとして作られました。
サラッとした肌触りで伸縮性があるため、体を動かすアウトドアや、休日に快適に過ごせる洋服として人気が出ました。

10年ほどの間に広まってきたクールビズは、ビジネスファッションに大きな影響を与え、新しいスタイルを生みだしてきました。

リモートワークのような働き方の変化も相まって、より一層、着心地と機能性を兼ね備えたアイテムが求められています。

こうした流れから生まれたビズポロは、まさに今のビジネスマンに適したポロシャツなのです。

 ビズポロはここが違う!

ビズポロのメリットは、なんといっても暑さ対策に優れた素材にあります。
ポロシャツと同じものが使用されているため、通気性が良く、伸縮性もあり、着心地が抜群です。

汗を吸ってくれたり、速乾性やデオドラント効果のあるタイプもあるので、自分の好みに合わせて選ぶことができます。


ビズポロには大きく分けて2種類の形があります。
一つはプルオーバータイプ(一般的なポロシャツ)、もう一つはシャツ感覚で着ることができる全前開きタイプ(上から下までボタン留め)です。

全前開きタイプは、一見、普通のワイシャツのように見えます。
ビジネスでのカジュアルダウンに不安を感じていたり、見た目のきちんと感をキープしつつ着心地をよくしたい、という場合におすすめです。

ワイシャツの雰囲気をくずさないためには、自分の体にフィットしたものを選ぶのがポイント。できれば試着をして、シルエットを確認しましょう。


ところで、なぜワイシャツはきちんと見えるのでしょうか?
その理由の一つは、台襟の存在です。
台襟は襟の高さを出し、首まわりを立体的に見せてくれます。

ビズポロには、この台襟がついています。
襟が立つことで、ポロシャツでありながら、きちんと感が演出できるのです。
襟がボタンダウンのタイプは、必要に応じてネクタイをしめることもできます。
オーソドックスなポロシャツには台襟がついていないため、襟がペタッと平面的になってしまします。また、ネクタイを結ぶことができません。
購入する際には、必ず襟をチェックしましょう。

 「色」できちんと感を演出

一般的なポロシャツをビジネスで着用する場合、色選びはとても大切です。
できるだけ好印象に見えるような、きちんと感のあるポロシャツを見極めましょう。

色は、ワイシャツと同様に、ベーシックな無地がベストです。
黒・紺・グレー、もしくは淡い色合いの黄色や水色などのパステルカラーは、主張し過ぎず、スーツにも合わせやすくておすすめです。


色による印象の違いや、着こなし方を見ていきましょう。

●紺
無地の中でも、一枚は持っていたいのが紺色です。
誠実さと知的な印象を与え、体のラインを細めに見せてくれる効果があります。
また、汗染みが目立ちにくいのも利点です。

スーツを薄いブルー系にすると、爽やかな印象が加わります。ベルトや靴を黒で引き締めることで、軽快さがありながら、きちんと感のある装いになります。

紺のポロシャツに紺のスーツを合わせるワンカラーコーデもすてきです。
ポケットチーフや時計をアクセントにしたり、ポロシャツのボタンにこだわったりすると、単調にならずにかっこよく着こなせます。

●グレー
グレーはおしゃれな雰囲気とスッキリした印象の両方を持ち合わせています。
手持ちのスーツが濃い色の場合は、淡いグレーを合わせることで、スタイリッシュに着こなせます。

女性は、グレーのポロシャツに白いパンツを合わせてタックインし、ベルトをアクセントにすると、全体がスッキリと見えます。
ジャケットを合わせると、きちんと感も出るので、好印象です。

●白
はじめてポロシャツを着る場合は、白をおすすめします。
どんなスーツにも合うため、チェック柄のような着こなしが少し難しいものでも、おしゃれに着ることができます。

女性は、白いポロシャツに淡い水色のパンツを合わせると涼しげです。
お客様に爽やかさをお届けしましょう!

絶対的にNGなのは、派手なチェック柄やストライプ、キャラクターがついているタイプです。
無地だと面白みがないと感じる場合は、アクセントとして胸に小さなワッペンをつけると、さりげなく自分の個性が出せて、おしゃれ度が上がります。

 ビズポロの着こなしポイント

ビズポロは、ワイシャツと比較すると、やはりカジュアル感が気になる場合があります。
そこで、よりフォーマル感を高めるために、3つのポイントをおさえておきましょう。

①ボタン
ビズポロは、あくまでもワイシャツの代わりに着るアイテムです。
商談やあらたまった場所では、ワイシャツと同様に第一ボタンを留めましょう。

②ネクタイ
襟が高いビズポロは、ネクタイを締めやすいようにデザインされています。
ポロシャツ自体はカジュアルな雰囲気がありますが、ネクタイをプラスすることで、フォーマル感が高まり、ビジネスの場でも違和感がなくなります。

小さな襟の場合は、ネクタイの結び目も小さめにすると、バランスがとれてきれいです。
ネクタイとジャケットの色を合わせると、グッとおしゃれ度がアップします。

素材は、ビズポロの質感に合わせて、ニットやリネン、コットンなど、光沢のないタイプが好相性です。

➂タックイン
ワイシャツは、必ずタックイン(裾をパンツに入れること)して着用します。
それに対して、一般的なポロシャツは、出したままのスタイルが多いかもしれません。
というのも、ポロシャツは裾が短いタイプが多いので、タックインすると上がってきてしまうからです。

その点、ビズポロは裾が長めのデザインになっているため、パンツに入れてもずり上がってくることがありません。インすることで、ウエスト回りがすっきりと見え、きちんと感が出ます。

オフィスで仕事をする際にはタックアウトして、打ち合わせでお客様に会う際にはタックイン。TPOに合わせて着こなしを変えることができるのは、ビズポロだからできることです。

また、ジャケットやパンツの組み合わせによってオンオフで使いまわしやすいので、一着あると着こなしの幅が広がります。

利点をいかして、上手に着こなしましょう!

ポロシャツは、カジュアルだからこそ気をつかう

ポロシャツは一見丈夫そうですが、洗濯を繰り返すと、色あせや、伸びてくたっとするのがわかりやい洋服です。

できるだけ長く着るためにも、裏返して洗濯をし、直射日光にあたらないよう裏返しのまま陰干しします。

襟は型崩れしやすいので、ハンガーにかける際に整え、長期間着用しない場合は、全体が伸びないように、たたんで収納します。

カジュアルなアイテムだからこそ、古くなってくると、途端にみすぼらしい印象になってしまいます。そうなる前に、新しいものと交換しましょう。

また、半袖にジャケットを羽織ることで、ジャケットの内側に直接肌が触れ、汗で汚れやすくなります。こまめなチェックを心がけましょう。
汚れが気になったら、早めにクリーニングに出すことをおすすめします。

まとめ

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クールビズの推進により、軽快な服装で快適に出勤できるようになりました。
とはいえ、ポロシャツは、もともとビジネスシーンに向けた洋服ではありません。
どんなポロシャツでもいいというわけではなく、選び方や着こなし方を間違えると、だらしない印象を与えてしまいます。

ビジネスシーンにふさわしいポロシャツを選び、きちんと着こなすことは、お客様への心づかいでもあります。相手を涼しく感じさせるようなスタイルや色選びを心がけることが、大切です。

自分自身にとっては、暑さが軽減され、気持ちよく過ごせることで、仕事の効率が上がるというメリットがあります。

この夏は、好印象に見えるポロシャツで、爽やかに乗り切りましょう!

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