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<山口朋子さん>このインタビューは、フィクションです。

さて、軽はずみな気持ちでやってしまったなぁ。

昨年12月、あるセミナーで発表する機会があり、インタビューをやりたいんです!されたい人DMください!と大風呂敷を広げてから、4ヶ月が経とうとしている。ありがたいことに、何人かご協力いただいた人もいて、対面やオンラインで取材をした。

取材中は楽しかった。その人の歴史を肉声、ブログ、SNS、書籍など、総ざらいして、その人の人格像がなんとなくわかるまでになった。しかし、ある一点を超えてから、不思議な感情が芽生える。昨日思ったその人の印象と、3日後思った印象がまるで違うのだ。

さらにだ。今日、その人のSNSやブログを見ると、また全然違う印象を持ってしまう。インタビューエッセイをかきあげるのが、私のゴールなのだが、全然定まらない。どうすれば良いのか、出口が見えず。非常に困った。苛立ちさえ覚えた。

2週間くらいパソコンを開けずにいた。ある時、ふと思ったのが、その人は生きているのだから、ゴールだって動くはず。じゃあ、ゴールを決めて書くということはできないんじゃないか。という結論至った。

そこから少し楽になった。まだ、始めたばかり。技術もないし、経験もない。自分自体が動いている。双極性障害だもの、波がある。

相手も次に進むために、試行錯誤しながら動いている。私ができるのは、傾聴ではない。創作することだけだ。相手から聞いた、情報の断片をゆっくり、ゆっくり、記録と一緒に思い出しながら、繋ぎ止めながら、私にはこう見えた。という空想をできるだけ長く続けるしかない。

あーでもない、こうでもない、と。そんな文章だれが見るんだと言われたら、それまでだが、対象が生き物なのだから、文章も生き物になるはずだ。書き足していいし、削ってもいいし、怒られたら直せばいい。

サクラダファミリアのように、対象が死ぬまで、動きは止まらないし、人生は続いていく。私も死ぬまで、修正をつづければいいだけか。

ある時、理解が降りてくる時もあるかもしれない。来ないかもしれない。でも書き始めないと、何も、進まない。なので、思い切って、インタビューのタイトルをつけた。

このインタビューは、フィクションです。

このインタビューは、不定期です。

このインタビューの、ゴールはありません。

さて、どうなることやらわからないが、お付き合いいただけると嬉しい。

記念すべき一人目の対象者は、山口朋子さん、主婦起業の専門家。彩塾という主婦ターゲットのオンラインコミュニティを主宰されている方。

私より、人生経験も、ビジネスの実績も、全てが10回り以上、うわての方だ。その方を、文章に、まとめる。

一応ルールは決めておこう。1回文字数は2000文字以内。原稿用紙5枚以下。
一度書き始めたら、書き切る。多分、回数は決められない、キリがよくはならない。自分がギブアップするか、相手から打ち切られるかだ。さあ、時間だ。
はじめよう。

双極性男子
アイダ

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