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<山口朋子さん>第八回 若者への想い

山口朋子(MOMO)さんは、自分そして、コミニュティの成長のために勉強を欠かしません。オンラインサロンや勉強会にも複数参加し、刺激・学びを求めている。でも、最近その「学び」について、少し変化を感じているようです。


自分より、若い人から学ぶ機会が増えました。いや、少し違うな。「若い人から、学ぶ」方が、私にとっては良い。そう、気づいた。が正しいかな。

-「若い人から学ぶべき」というのは、年長者の方便だと思っていました。「いつでも、謙虚に生きるべき」の言い換えで、本当は「経験のある自分の方が、もっとうまくやれる」を心に秘めている。でも、今のお話はそうではなさそうですね。(アイダ)

そんな風におもっていたんですか(笑)。うーん、なんていったらいいかなぁ。私たちと違って、彼らは生きているスピードが速いんです。例えば、私には20過ぎの娘がいるんですけど、ネットで物を調べる時に「ググらない」そうなんです。

理由は、ググっても自分にとって必要な情報かどうか、リンク先を見ないとわからないから。彼女はフリーで動画編集をやっているんですが、動画編集のノウハウは、Youtubeで検索した方が圧倒的に速いそうなんですね。サムネイルでも大体わかるし、検索結果を眺めただけで「なんか違う」と方向を変えることもできる。

実際に、彼女は学校に行ったりせず、ネットの情報だけで動画編集を学んで、案件をとり、収入を得ているんですよ。普段は、大学生として生きていながらですよ。

なるほど。「人に聞く前にまず、ググれ」と教わってきた私にとっても。スピードが段違いだと感じますね。(アイダ)

経緯をそばでみていましたが、我が娘ながら、すごいな。と思ってしまって。私は、バブル世代のど真ん中を過ごしてきて。年功序列とか、下積みとか。同じ環境で、一定時間を過ごさないと、次に進めない。そんなシステムの中で生きてきました。その考えの癖を、取り除くのが大変なんですね。

でも、彼女はそこを、ぽんっと軽く飛び越えてしまう。情報過多と言われている社会ですが、それをうまく乗りこなせる。自分が欲しい情報を手に入れ、解釈し、表現する力が既にあるんです。娘に限らず周りをみると、そういう若い世代が増えてきたように感じます。

そういえば。先日、連続起業家の北原崇彦さんと、共同でセミナーを開催していましたね。かなり若い人だったと思います。(アイダ)

そうなんですよ。北原さん。彼はまだ30代なんですが、とにかく頭がキレる人。今、彼が主宰の「精神と時の部屋」というビジネスコミニュティに参加していて、日々、脳内が書き変わるほどの衝撃を受けています。

「1年で5年分の学びと視座を」というキャッチコピーなんですが、これがただの誇張じゃなくて。確かに5年かけて学ぶことが1年弱で学べるほどスピード感があるんです。

彼は実業家として、成果も出されているし。ダメなところはダメとはっきり指摘してくれるんですが。でも、礼儀正しいし、人懐っこいような部分も持ち合わせている。ロジカルとエモさの絶妙なバランスで動いていて、魅力的だなぁと思います。

なるほど。「若い人から、学ぶ」の意味がよくわかりました。(アイダ)

いやいや、なんで人ごとなんですか(笑)あなただって、若いでしょ。アイダさん。

?え、私ですか?(アイダ)

このインタビュー期間中。本当によく調べていただいたなと思います。これは、個人的な考えですが。何かをやる人というのは、「過集中」の状態で、そのエネルギーのままに、一気に作り上げてしまうことがある。

それは、なかなかできることではないんですよ。あなたにも、その一部が見える。自信をもって取り組んでくださいね。


その日のインタビューは終わった。画面を閉じ、一呼吸を置く。

まだ、何者でもない私に、MOMOさんは何を見ているのだろう。これは、彼女と会話をしたことのある人にとっては、共通の感覚なんだろうか。未来に期待してもよいのだろうか。

その正体がわからないまま、次の準備に移ることにした。


編集後記
おはようございます、アイダです。山口朋子さん(MOMOさん)のインタビューエッセイ。8回目です。少し気分を変えて、短めに仕上げました。

若者に対する期待と、若者から新しいことを学ぶ喜び。文字に起こすのは、野暮ったくなってしまったので、大幅に削りました。余白に込めたつもりですが、読者に果たして伝わっているかどうか(笑)いつもの通り、大目に見てもらうことにします。

文章の内容は、MOMOさん本人の修正依頼がある以外は、基本的にそのまま残す予定です。どこまで、いけるものか、楽しみです。私の文章で、一人でも、MOMOさんに興味を持っていただけるとうれしいです。

では、また次回。

双極系男子
アイダ



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