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[保存版] Animagine XL 3.1 生成比較レポート

割引あり

Animagine XL 3.1 では、Animagine XL 3.0 で重要だったプロンプトも引き続き使用できます!

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Animagine XL 3.1リリース

2024年1月16日に公開された Stable Diffusion の画像生成モデル「Animagine XL 3.0」から、新バージョンとなる Animagine XL 3.1 がリリースされました!

この記事では、Animagine XL 3.0 と比較して画風などに違いはあるか、また Animagine XL 3.1 から搭載された新たなタグについて紹介していきます。



Animagine XL 3.0 リリースはこちら。

Hugging Face はこちら

公式リリース 和訳(一部抜粋)

Animagine XL 3.1は、前バージョンのAnimagine XL 3.0を強化したもので、より高い品質でアニメスタイルの画像を生成できるように改良されています。有名なアニメシリーズからのより幅広いキャラクター、最適化されたデータセット、より良い画像作成のための新しいタグが含まれています。アニメキャラクターの正確で詳細な表現を生成することで、アニメファン、アーティスト、コンテンツクリエイターにとって価値あるリソースとなることを目指しています。

Animagine XL 3.0 をより高品質にしたということですね!

Animagine XL 3.0 との比較

それでは、実際に生成して Animagine XL 3.0 と比較していきましょう。
今回生成に使用した環境は、Windows10、NVIDIA GeForce RTX 3060 搭載の VRAM6GB の GALLERIA ノート PC に直接インストールした ComfyUI です。 

画風

まずシンプルなプロンプトで生成し、Animagine XL 3.0 と比較してみます。

プロンプト: best quality, 1girl
ネガティブプロンプト: worst quality, low quality, nomal quality, bad anatomy, NSFW

Animagine XL 3.0

Animagine XL 3.1

強い光源、耳の見える髪型、逆光感などの大きな特徴はそのまま残っていますが、Animagine XL 3.0 の特徴だった切れ長の目とピンクの頬が目立たなくなり、露出度も軽減されました。また Animagine XL 3.0 では肌がつやっとする雰囲気がありましたがそれも軽減され、全体的に落ち着いたように感じます。

また Animagine XL 3.0 よりも Animagine XL 3.1 の方が線画が細くはっきり出ていて、厚塗り感、立体感が減り少し平面的になった印象を受けますね。

タグ

Animagine XL 3.0 には画風を指定する「年代タグ」やクオリティを指定する「クオリティタグ」がありましたが、Animagine XL 3.1 ではそれらがアップデートされたことに加え、「Aesthetic Tags」が追加されました。

クオリティタグ

Animagine XL 3.1 公式 Hugging Face より

従来のクオリティタグから数値が少し調整され、タグ名が一部変更されました。よく使用する「masterpiece」「best / worst / low quality」は変わらないので、今まで通りの感覚で使えそうです。

年代タグ

Animagine XL 3.1 公式 Hugging Face より

「2024」が追加され年が少しずつ調整されていること、「late」が「recent」に変更されたことが主な変更で、年代タグも大きくは変わっていません。

実際の生成画像比較


newest (2021-2024)

Animagine XL 3.0 に似た絵柄です

recent (2018-2020)


newestを少し繊細にした雰囲気です。VTuber全盛期ですね。

mid (2015-2017)


退廃的な雰囲気が可愛いです
明らかに画風がVTuber風ではなくなってきました。

early (2011-2014)

セピアな雰囲気が出ています

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