FLUX@falで デルタもん 準公式LoRAをつくってみた!!
falは開発者向けのメディアプラットフォームです。今日はfalにホストされているFlux.1[dev]のLoRAを使ってデルタもんの漫画向けLoRAをつくる実験を行ってみます。
https://fal.ai/
falは人気の漫画制作ツール「Anifusion」の内部の演算基盤としても使用されているようです。非常に高速で比較的安価なAPIコストで画像生成が実現できます。
今回はこちらのfalにおいて公開されている「FLUXによるキャラクターLoRA生成」を紹介します。
デルタもんを使った準公式LoRA生成実験
今回の実験はAIキャラクター「デルタもん」を開発・管理するBlendAIさんのご協力により「デルタもん4コマ漫画コンテスト」の提供でお送りします!
まずデルタもんには既に公式LoRAが存在します
こちらはSDXLをベースにした追加学習(LoRA)であり、「Anifusion」使ったデルタもん漫画に利用できます。
Anifusionを使ったすべての漫画制作工程を知りたい読者は、現在配信中の「AICUマガジン」最新刊「AICUマガジンVol.4 完全解説Anifusion」を御覧ください。
書籍版、Kindle版があり、Kindle Unlimited加入者は無料で購読可能です。
【前提】LINEスタンプ画像を使った機械学習は大丈夫なの?
デルタもんはLINEスタンプとしてリリースされています
LINE スタンプ - デルタもんが来た!
これは可愛いですね!買いました!
BlendAIさんの「かわいい!! みどりちゃんスタンプ」もいいですね!
このようなキャラクター画像は通常IP(Intellectual Property:インテレクチュアル プロパティ)つまり知的財産として管理されています。
このようなスタンプ画像をソースにして、機械学習や情報分析をすることは「日本の著作権法では可能」ですが、贋作をつくることが目的になったり、実際に偽物・類似品の「デルタもん」つまり、「デルタもの」をリリースして販売することは一般的には許可されていることはあまりないことです。
※「利用規約」によります。
今回の実験にあたり、BlendAIさんに利用規約を確認したところ、ご許諾いただけました。
AICU Inc.が定める
画像生成AIクリエイター仕草(v.1.0)
も参照しておきます。
手順:LoRA生成と公開
fal-aiが公開している flux-lora-general-training を使用して、デルタもん公式が配布している画像を学習させてみます。
実際にかかるコストなどのレポートも行っていきます!
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